10Xの「トライアル選考」って実際どんな内容?参加者のアンケートから掘り下げる!
10Xでは、選考フローの中で、「トライアル選考」というプロセスを設けている職種があります。候補者の方には、NDAを締結いただいた上で、一定の社内情報などにアクセス可能な状態でポジション・候補者の方に応じた各テーマに対するイシューに取り組んでいただきます。
候補者の方は、1日〜数日かけてテーマに取り組み、最後は取り組んだ課題の成果を発表していただく、という内容になっています。
10Xにおける選考フローの詳細(10X Culture Decより)
「実際に、10Xメンバーと同じ環境で働く」というプロセスを設けることで、候補者の方は、会社の内情を事前に実体験として知ることができ、またカルチャーフィットを測る機会ともなるため、入社前後でのギャップを抑えることができます。 このように、選考を受ける側と提供する側の両者に対して、納得感のある意思決定が行えることをトライアル選考の目的としています。
しかし、候補者の方の多くは、働きながらトライアル選考を受けられることも多く、トライアルという取り組み、実際にどのように行われているのか気になるという声も。どのような内容・タイムスケジュールで実施されているのか、
- トライアル選考に関わるHR本部メンバーへの1問1答
- 実際のトライアルに参加したメンバーのアンケート
で紐解いてみました!それでは早速いってみましょう!
※ソフトウェアエンジニア職の選考プロセスでは、現在トライアルを実施しておりません。
詳細は「10X エンジニアリング本部 選考ガイド」をご覧ください!
トライアル選考についてHR本部メンバーに聞いてみた
株式会社ビザスクで広報部門の立ち上げを行った後、株式会社IDOMで広報に従事。その後、ビザスクにHRとして出戻り主にエンジニア/ 新卒採用&研修担当として上場後の組織拡大を経験。2022年7月より10Xに入社。
ー実際にどの程度の時間、トライアル選考に従事される候補者の方が多いのでしょうか?
どの職種も10〜15時間程度を目安としており、8〜10営業日程度かけていただくケースが多いです。もちろんその時間の確保が難しい場合は、柔軟に調整しますのでお気軽にご相談ください。
ートライアル期間の時間の使い方については、どのようなスタイルの方が多いのでしょうか?
平日1〜2時間程度、土日に資料作成のために数時間使ってくケースが多いです。朝の業務前や夕方の業務後など、稼働いただいている時間帯は様々です。
ートライアル期間の時間の使い方の内訳のパターンがあれば教えてください
トライアルに取り組んで頂く前に人事面談を必ず実施し、トライアル日程や、取り組むイシュー案について頭出しを行なっています。そこで時間の使い方などをインプットさせていただき、開始前の不安や疑問の払拭できる機会としています。
NDAの締結・アカウント発行の後、まずはトライアルのメンターとチェックインを30分程度設定し、そこでトライアルで取り組んでいただく具体的なイシューの設定を行います。
その後のトライアル期間は、
- ご自身でNotionやSlack等からインプットを行う時間
- 10X社員にヒアリングする時間
- プレゼンテーション用の資料を作る時間
等、トライアルを進めながら、ご自身で自律的に判断して進めていただきます。
ートライアル中に取り組むテーマ例を教えてください
実際に各チームのイシューとして扱っているものをトライアルのお題に設定するケースが多く、また期待する等級によっても、扱うイシューは変わってきます。そのためトライアルに参加するタイミングによって変わりますが、過去には、以下のようなイシューが設けられていました。
■BizDevの実施例:
『既存パートナーのGMV目標を実現するにあたり、パートナーが解決するべき事業上の課題と1-2年間のアクションのロードマップを策定してください。』
■グロースの実施例:
『既存パートナーの1年後に事業目標であるXXを達成するために何をするべきか検討ください』
※選考職種によっては、現状をお伝えした上で、ご自身でイシューを設定いただいたケースもあります。
ートライアル選考はオフライン・オンラインどちらで行われるのか、教えてください
トライアルのプロセスは、原則すべてオンラインで実施されます。もちろん「オフィスで仕事をしたい」「どこかのタイミングでオフィスに行ってみたい」等のご要望があれば、お気軽にご相談ください。
出社をご希望される場合は、最終日のプレゼンテーションに合わせて出社いただくケースが多いです。遠方から参加される方は、交通費も支給しております。
ーありがとうございました!
続いては、参加者のアンケートから、トライアル選考の内容・感想・期間に関して掘り下げていきます!
アンケートから振り返る、トライアル選考
*アンケートの回答内容は、トライアル後10Xに入社したメンバーの回答です
トライアルの内容について
- 社内のドキュメントやSlackにアクセスできたことで、事業の状況・オンライン上のコミュニケーションのとり方・雰囲気などを知ることができた。
- 大前提としてトライアルを通して、社員のみなさんとコミュニケーションをしながら、10Xの現在地や課題感を知ることができたのは非常に良い体験でした。イシューが大きかったため、ガイドラインに「タスク完了は目的としない」という文言がありつつも、アウトプットをどの程度まで詰めればよいのか不安感があったため、(候補者の自由な発想を制限してしまう可能性もありますが)過去のトライアルでのアウトプットがサンプルとして提示されると良いかもしれないと感じました。
- トライアル選考は採用プロセス用の仮のものではなく、実際の業務を題材に実際に一緒に働くことになるであろう方々とコミュニケーションをとりながら行うため、非常にリアリティをもって10Xでのお仕事と自身のフィットについて向き合うことができました。
トライアルを受けた感想
- 入社後のミスマッチを防ぐため、候補者と企業、双方にとってトライアルは重要だと感じています。双方、取り掛かるコストはかかりますが、それ以上のメリットがあると思いました。
- カジュアル面談からトライアルまでオープンに色々な情報をお伝えいただき、カルチャーも垣間見えてよかったです。
- 実際に使用されている各種ドキュメントやツール、ナレッジなどへのアクセスを与えて、入社後の業務をイメージできるようにしてくださるというのは、他に類を見ません。とても実感が湧きましたし、その透明性およびそれを実現する文化も素晴らしいと感じました。
- トライアルという体験そのものが初めてであり新鮮でした。相互理解と入社後のギャップを解消できる点からも、非常に効果的な採用ステップだと感じました。
- トライアル制度があったため、社内を見てから考えられるのであれば、応募してみてもよいかな、と思えました。
- 多面的に解像度高く情報を得ることができ、よい機会となりました。
- トライアルで10Xメンバーと直接やりとりでき、一緒に働くイメージが湧きやすかったです。
トライアルの期間・時間について
- 面接からトライアルまで時間が空いてしまったり、トライアルも長めの期間を設定していただいたりしたのに、柔軟に対応していただきました。
- 候補者目線だと現職と同時に複数社の選考を進める中でトライアルがあると正直負荷が高いなと感じました。日々現職と10Xの行き来で意識や情報が分散するので、集中して取り組めるほうが体験としては良い気がしました。
- トライアルの目安時間を教えていただいた点は。スケジュールが逆算しやすかったです。また「正解があるものではありません」と明示いただいていた点と中間チェックインを用意いただいているところが進めていく中でとてもありがたかったです。
- 15~20Hを投下する点は、適切な発表日設定ができれば問題ないが、平日昼間に時間を捻出できないとなかなかメンバーとの打ち合わせ機会がとれず、その点は難しいポイントだと思いました。
以上、10Xのトライアル選考について、参加者アンケートからリアルな声を紹介しました。10XのHR本部では、アンケートを参考に候補者の方の体験改善にも取り組んでいます。
10Xでは現在、一緒に働くメンバーを募集しています。トライアル選考の期間を含め、日本国内どこからでも働くことが可能です。
興味のある方、トライアル選考について気になる方は、ぜひご応募・またはカジュアル面談へお申し込みください!