【スーパーの現場から】10Xメンバーが店頭でチラシを配ってはじめて知ったこと
こんにちは!10X編集部です。
10Xは、Stailerを通じて、日本全国のパートナー企業のネットスーパーやドラッグストアECなどの立ち上げを支援しています。
最近の10Xでは、BizDev職を中心としたメンバーが、パートナー様の店頭で、お客様向けにサービス案内をしながらチラシを配ることがあります。職種を超えて、さまざまなメンバーがスーパー店頭でのチラシ配りを経験しています。
記事前半では、BizDevの川崎さん(@ma323kwsk)に、10Xメンバーがどのような目的でチラシ配りを実施しているのか、教えてもらいました。また、記事後半では、チラシ配りを経験した4人のメンバーに、店頭で感じたStailerの課題・チラシ配りの極意(!)まで、聞いてきました!
10Xメンバーが店頭でチラシ配りをする背景
マッキンゼー・アンド・カンパニーにて製造業、交通事業者を中心に戦略策定やオペレーション改善に従事、世界経済フォーラム第四次産業革命センターモビリティフェローとしても活動。
ーーなぜ、10Xメンバーがスーパーの店頭でチラシ配りを行っているのでしょうか?
川崎:10Xでは、顧客理解のためインタビュー・データの分析を継続的に行っています。しかし、お客様とその店舗や地域のイメージの解像度を高く持つには、お客様と直接コミュニケーションを取ることが一番です。
様々な10Xメンバーにチラシ配りに参加してもらい、興味を持ってもらったお客様にはアプリのインストールまでをご案内しています。実際の顧客と触れ合い、彼らの抱えている課題を肌で感じることは、サービスの理解を深め重要性を認識するため、またサービスへの愛着を高めるためにも、非常に貴重な機会であると考えています。
平和堂様で実際に配っていたチラシ。チラシ自体も10Xのメンバーがデザインしています!
ーーチラシ配りを継続して行っている理由はあるのでしょうか?
実は、チラシ配りを通じて、かなりお客様の獲得に繋げられている、というのも施策を継続している大きな理由です。10Xのメンバーはサービスへの理解度が高く、また熱量高くチラシ配りを行っていることで、2日間×2名体制のチラシ配りで、100名を超えるお客様にアプリをインストールしてもらいました。チラシ配り以外に、短期間で、これだけの集中的なインストール数をとれる施策はなく、すごく価値のある伴走支援の施策となっています。
ーーどのような場所でチラシ配りをしているのでしょうか?
主に、新しくネットスーパーを立ち上げた店舗でチラシ配りを行っています。店舗のエスカレーター横にチラシ配りのスペースを作ったり、スーパーの入り口で福引券を配った上で帰りにブースに寄ってもらったり、といった施策を行っています。
こちらは福引券を配った際のブースの様子
10Xではグロース本部のメンバー以外にも、「現場を知り、顧客理解を深めること」を目的に、さまざまな職種のメンバーがチラシ配りに参加しています。
記事後半では、グロース本部の川崎さん・鈴木さん・事業開発本部の坂元さんに加え、社内募集をきっかけにチラシ配りに参加したCorpOpsの山本さんの4名に、実際にスーパーの店頭で感じたことについて教えてもらいました。
PPIH元執行役員。ドンキホーテ創業期に入社し日本各地の支社長、西日本営業本部長、子会社社長を歴任。その後北米カンパニー社長やアジア商品戦略部シニアマネージャーとして海外事業拡大に従事し、10Xに入社
コンサルティング会社にて新規事業開発や成長戦略の策定に従事したのち、10X入社後は顧客のネットスーパー事業における販促を担当
2022年4月に10X入社。Corporate Operationsチームにて、人事制度のアップデートや労務関連の業務に携わる。
店頭でチラシを配って知ったネットスーパーの課題
ーーチラシ配りをする中で感じた、Stailerやネットスーパーの課題があれば教えてください。
山本:私は、CorpOpsチームにいるのですが、店舗にいける貴重な機会ということで伺いました。ポジティブな反応も見られたのですが、ネットスーパー自体に、なんとなくネガティブな印象を持たれている方もいらっしゃいました。「商品や配送料が高そう」「(変な商品がくるかもしれないし)自分で選びたい」と。
鈴木:店舗に立つことで、ネットスーパーを強烈に求めている方は確実にいるな、と思いました。同時に、そういった方に届かない難しさも感じています。ご自身やご家族が体を壊した、運転免許を返納した…などネットスーパーの価値を強く感じていただけそうな方は、ご高齢であることも多く、スマホ やPCを普段使っていないために、ネットスーパーが使えない状況だったりするんです。そうした方に対して、どうやってサービスを届けるか?という点が、本当の意味での買い物のインフラとなるための挑戦だなと感じました。
川崎:スマホを使えないお客様への対応は常に課題ですよね。商品の配送については興味を示してくれるけど、アプリのインストールが難しかったり、時には「アプリならやめておくわ」という方も一定数います。実際に説明する中で、商品のカート追加が行いづらいなど、サービス内の細かい動線の難しさに気づくことも多々ありました。
画面をお見せしながらアプリの説明することで、アプリ自体の改善点に気づくことも
チラシ配りの極意は、相手の気持ちになってみること
ーーみなさん、チラシ配りの奥義をお持ちと聞きました。こうやったら受け取ってもらえたよ!というTipsがあれば教えてください。
坂元:単なるチラシ配りだとあまり受け取ってもらえないんですよね。なんでもそうですが、「どうしたら受け取ってもらえるか?」と相手に主語を転換して行動することが大切で、私の場合はまず、立ち位置を出入り口に設定。あらかじめ買い物カゴにチラシをセットして、お客様に買い物カゴをお渡しする係になるようにしていました。買い物カゴをお渡しつつ、「ネットスーパー始めました!」とお伝えすると、お客様からは「ありがとう」と言われ、比較的チラシも持ち帰ってもらいやすくなりましたね。
川崎:まず福引とかちょっとした景品をつけるなどで、興味を持ってもらうことも重要ですよね。そして実際にお話ししてみると、サービスに関心を持ってくれる人たちはかなりいるんだなと。
鈴木:僕、チラシ配り大好きで、10Xで一番チラシを配ってる気がするんですが、チラシ配り中は「配ろうとしている感」を極限まで消すのが大事だなと思ってます(笑)具体的には、入口やお客様の来る方を見過ぎない方が受け取ってもらえます!スーパーにはお買い物をしにきている人がほとんどで、チラシを受け取りにきている人はいないという前提で、あんまり「渡すぞ…渡すぞ…」という圧をかけすぎないというか。
デリシア様でチラシを配る鈴木さんの様子
山本:私の場合、「お得です!」「商品をご自宅にお届けします」というキーワードで立ち止まってもらえることも多かったです。「ネットスーパー」という単語だけだと、イメージが伝わらない方もいらっしゃるのかも。そして、お渡しするためコミュニケーションは一瞬なので、分かりやすいキーワードをハッキリ・明るく・大きい声で!
川崎:とにかく元気に挨拶するの、大事ですね。あまり受け取ってもらえずに凹むこともあるのですが、ハキハキ声を出してると案外受け取ってもらいやすい気がします!
現場に立つことで視野が広がり、様々な方向から理解が深まる
ーースーパーの店頭に立ったことで、気づいたポイントがあれば教えてください
川崎:Stailerでサービスを運営する上で、店舗との連携は不可欠です。そんな中、ネットスーパーがオープンしたタイミングで現場に入ってチラシを配っていると、店舗の方からみても「得体の知れないシステム会社」ではなく、10Xという会社自体と、私たちの思いを知ってもらえる機会にもなりましたね。
鈴木:たしかに!自分たちのサービスを店舗の方が使ってくださってるのをその場で見られるのも感動します。以前「紙で作業していたオペレーションがデジタル化されて、本当に楽になった!」とお店の方から言ってもらえてとても嬉しかったです。また、普段の業務では、ユーザーの方と接することはあまりないのですが、お客様に直接ありがとうと言ってもらえることもあって、純粋に嬉しいし、やる気が出ます。
チラシ配りを通じて、ネットスーパーを運営する方たちのお声を聞けることも
坂元:「少しでもお役に立ちたい!」という思いを持って、顧客理解を深めるために現場へ足を運ぶと、本当に色々な発見がありますよね。自分自身の経験からも、小売事業従事者のハードさはよく理解しているのですが、現場の方ってやるべきことが無数にあるんですよね。私たち10Xも、そうした環境に身を置いて仕事していくわけで、尚更のこと現場の理解は重要であると考えています。
山本:店頭では、4〜50代くらいの方を中心に、「便利そう!」とポジティブな反応も見られたのが嬉しかったです!
平和堂様でチラシ配りをする川崎さんの様子
ーーありがとうございました!
今回の記事では、10Xメンバーが現場に赴き、チラシ配りを行う理由やそこから学んだことについてお届けしました。10Xでは、これからも現場で得られるインプットを大事にしながら、事業開発を進めていきます。
これからも、10Xブログでは社内の色々な様子をお伝えします。また次回の記事でお会いしましょう!
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