【10Xを大解剖】マトリクス組織&本部をかんたん紹介

2023/6/1

10Xは、2022年10月からレポートラインが2つ以上ある「マトリクス組織」に変更し、事業特性を踏まえた組織スケールの基盤づくりを進めています。

https://speakerdeck.com/10xinc/zhu-shi-hui-she-10x-culture-deck?slide=37


しかし、マトリクス組織を採用している企業事例はまだ少なく、組織図や各チーム(10Xでは本部・部という呼称です)のイメージが湧かない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、各チームの概要や日々の業務がイメージできるように、10Xの皆さんに各本部のことについて聞いてみました。では早速ご覧ください!

【機能本部】
プラットフォームとして汎用的な資産を構築するのが機能本部です。エンジニアリング本部、プロダクト本部、グロース本部、リテールストラテジー&オペレーションズ本部が機能本部内にあります。


▼エンジニアリング本部

答えてくれた人:kosakoさん(@aki85135)

——本部の概要を一言で!
社内のエンジニアが所属する本部で、本部内にさらに4つの部(アプリケーション開発、リライアビリティ&セキュリティ、品質管理、機械学習&検索)があります。開発体制としては、2023年4月からドメインベース(注文やピックパックや配達などの業務領域単位での開発チーム)に移行していて、各チームにはPM/SWE/デザイナー/QAがアサインされます。
ドメインベース開発体制についての記事は、こちらをチェック

——人数は?
33人(2023年5月時点)

——コミュニケーション方法
人数もチームも多いため、チームごとにコミュニケーションの内容や頻度は任せていますが、スクラムイベントに近い形を取っているチームが多いです。
定期的なものとしては本部全体として週1回の定例を設けており、本部内の相談や情報共有の場となっています。
その他にも隔週で知見を共有し合うLT会や、技術的な意思決定のための相談や決定の場、輪読会などもあります。
ほとんどの場はオンラインを基本としており、録画も行うことで非同期でも確認しやすい工夫をしています。

——どんな人が多い・向いていますか?
・技術はもちろんのこと、ビジネスにも興味・理解がある人が多い
・課題を自ら発見して、解決までオーナーシップを持って進められる人
・地道な改善を続けることと、技術の力で10Xなイノベーションを起こすことを両立できる人

エンジニアリング本部オフサイトの様子

▼プロダクト本部

答えてくれた人:プロダクトマネジメントuraさん(@ysk_ur)、 デザインyajijiさん(@yajiji)

——本部の概要を一言で!
プロダクトマネジメント部とデザイン部からなるプロダクト本部です。エンジニアリング本部と一体の「ドメインベース体制」を敷いており、Stailerバリュープロポジションの定義・実現・浸透やデザインを通じて、事業価値の最大化や社内外コミュニケーションの円滑化の役割を担っています。

——人数は?
プロダクトマネジメント部:8人
デザイン部:4人

——コミュニケーション方法
プロダクトマネジメント部:
部でのコミュニケーションは週に1度の定例。それぞれアサインされているチームでの取り組みや、部として力を入れているイシューの進捗状況の確認等を行っています。
それ以外は各開発チームでスクラムの形式を取っているので、朝会やスクラムイベントが固定であります。
仕様の相談や他部署との調整等でアドホックのMTGが入ることが多いです。

デザイン部:
・[毎週]朝会(目的:その週着手するものやカンバンのリファインメント)
・[毎週]デザインシェア会(目的:デザインの相談やデザイン部内で解決したいものを話す場)
・[隔週]部イシュー共有会(目的:部イシューで着手してるものの進捗シェア)

——どんな人が多い・向いていますか?
プロダクトマネジメント部:
Stailerを通じて小売の未来を作ることに真剣に取り組んでおり、役割に囚われずにボールを拾ってゴールまで持っていける人が多いです。他部署と比べるとおとなしい人が多いかもしれないです。複雑な事業、複雑なプロダクトを開発、運営しており、ステークホルダーも多いため関係各所に丁寧に説明し、As One Teamで業務を進行できる人が向いています。

デザイン部:
課題を解決することが好きで得意な人たちが多いです。
チームで価値を届けることに意思と責任を持てる人が向いていると思います。

プロダクトマネジメント部は、現在9人目のPdMを募集中

▼グロース本部

答えてくれた人 mattsunさん(@mattsun)

——本部の概要を一言で!
10Xの非機能価値およびデータ活用によってStailerの事業価値を最大化することが、グロース本部のミッションです。データプロダクト、データサイエンス&エンジニアリング、アナリティクスインサイト、グロースストラテジーの4つの部があり、機能本部やStailer事業本部と常日頃から連携をとっています。

——人数は?
16人(2023年5月時点)

——コミュニケーション方法
本部会・部会に加えて、パートナー毎、プロジェクトごとに本部をまたいで社内、時には社外のパートナーとも同期的にコミュニケーションを取っています。
非同期のコミュニケーションはSlackに加えNotion、GitHub、 Jiraなどをフル活用しています。

——どんな人が多い・向いていますか?
10X Valuesに沿って、事業価値の創造にAs One Teamで集中しているメンバーが多いです。
様々なフェーズのパートナーがいるなか、10X/Stailerもどんどん成長しているので、そのカオス感を楽しんでいける人が向いていると思います。

▼リテールストラテジー&オペレーションズ本部

答えてくれた人 tottiさん(@mani_0417)

——本部の概要を一言で!
小売に関する専門的な知見を持つメンバーが集まるチームです。パートナーの非連続的な成長を実現させるために、リテールビジネスにおける課題抽出や知見集約を行い、戦略策定やネットスーパー立ち上げ・オペレーション改善などの実行支援をBizDevなどと連携しながら行っています。

——人数は?
5人(2023年5月時点)

——コミュニケーション方法
チームメンバーそれぞれが異なる強み・バックグラウンドを持ってプロジェクトにアサインされているので、週次の部会などで取り組みや成果、親並みなどを共有しています。
また全国どこでも現地視察に出向くので非同期でのコミュニケーションを重視しています。
四半期に一度は全員で集まってオフサイトなども実施しています。

——どんな人が多い・向いていますか?
ストア型・センター型問わず、ネットスーパー事業を多様なパートナーと共に中長期で成功・成長させる意欲にあるれているメンバーばかりです!

長いネーミングの本部名なので「RS&O」と書かれることが多いです!

【Stailer事業本部】
パートナーの事業成長に伴走し最大化するための組織としてStailer事業本部があります。機能本部とマトリクスで構成されているので、機能本部とStailer事業本部の両方に所属するメンバーが多数います。

▼SM&DgS事業本部

答えてくれた人 田村さん(@TamuraHaruaki)

——本部の概要を一言で!
パートナーであるネットスーパーおよびネットドラッグストアの皆様の事業価値を最大化するために、立ち上げ〜オペレーション構築、スケールまで行う組織です。BizDevやCS、サクセスオペレーションのメンバーが所属しています。

——人数は?
16人(2023年5月時点)

—— よく関わる本部やステークホルダーは?
ネットスーパーの立ち上げフェーズでは、プロダクト開発のやりとりをエンジニアリング本部やプロダクト本部、データプロダクト部とやりとりすることが多いです
立ち上げ後は、事業成長に必要な知見を求めてグロース本部やRS&O本部と密に連携することが多いです。

全国のパートナーのもとに足を運び、スーパー・ドラッグストアユーザーに現地インタビューするなどしています!

▼戦略事業室

答えてくれた人 吉開さん(@yukiy)、川崎さん(@ma323kwsk)

——本部の概要を一言で!
パートナーとの長期的な関係構築のために、Stailerの機能だけにとらわれず、10Xが提供できる価値の探索や拡張を戦略的に進めるチームです。パートナーごとに部を組成し、それぞれに適した価値提供を行っています。

——人数は?
3人(2023年5月時点)

—— よく関わる本部やステークホルダーは?
吉開さん:非デジタル世代のアクセシビリティ向上やStailerのケーパビリティ拡張を目指して、Stailerがこれまで有していなかった機能を多く作っており、プロダクトマネジメント部、デザイン部、アプリケーション開発部、品質管理部と密に連携しています。

川崎さん:今は店舗を軸とした配送関連サービス・ 顧客体験強化に向けた検討などを行っており、当該プロジェクトを共同で進めるRS&OやCorpSの方々との連携が多いです。また、引き続きデータ関連や販促関連でグロースチームとも密に連携しながら進めています。

新年書き初めで吉開さんが書いたのは「推進」。まさに戦略事業室のミッション!

▼エンタープライズ事業本部

答えてくれた人 赤木さん(@tsutomuakagi)

——本部の概要を一言で!
エンタープライズのパートナーに対し、Stailerを通じたネットスーパー事業価値の最大化のために強固なパートナーシップを構築し、機能・非機能両面での事業機会の実験・検証を進めています。ネットスーパーはまだまだ市場が黎明期だからこそ、エンタープライズの資本力と10Xの機動力を掛け合わせ、市場を一緒に創ることが醍醐味です。

——人数は?
2人(2023年5月時点)

—— よく関わる本部やステークホルダーは?
エンタープライズのネットスーパーをより良くしていくために、Stailerの機能拡張についてプロダクト本部やエンジニアリング本部とコミュニケーションを取ることが多いです。また、セキュリティや品質に関する感度も高く持つ必要があるため、品質管理部やコーポレートITとの連携も多いです。

▼事業開発本部

答えてくれた人 赤木さん(@tsutomuakagi)

——本部の概要を一言で!
“Stailerの事業機会を最大化する”というミッションのもと、会社のフロント役としてStailerを活用していただける小売企業とのパートナーシップ締結や、新たな事業機会の探索を行っています。その過程で、パートナーや市場から高い信頼を得るために、情報発信やコミュニケーションを工夫し、Stailerの価値をよりわかりやすく理解してもらうことを意識しています。

——人数は?
4人(2023年5月時点)

—— よく関わる本部やステークホルダーは?
商談フェーズで小売企業が持つ課題に向きあう際、RS&O本部の専門家たちの力を良く借ります。また、会社としての事業計画達成のため、どういったプライシング戦略を取るべきか、といった議論をコーポレートストラテジーと一緒に考えたり、契約締結後スムーズにローンチフェーズに入れるように、SM/DgS事業本部はグロース本部のデータプロダクト部と密に連携しています。

契約締結が決まった時に、集まってお祝いする事業開発本部の皆さん

【コーポレート本部】
全社の基盤を提供・維持するための組織が、コーポレート本部です。

▼ファイナンス&コーポレート本部

答えてくれた人 山田さん(@syamada0)

——本部の概要を一言で!
コーポレートストラテジー、コーポレートオペレーションズ、ファイナンス & アカウンティングの3つの部から構成されており、それぞれの高い専門性をどう会社や事業の成長に繋げていくかをフロント部門と密に連携しながら日々試行錯誤しつつ、同時に中長期目線で大きくスケールできる強固な会社基盤を構築する役割を担っています。

—— 人数は?
16人(2023年5月時点)

——コミュニケーション方法
小さいお子さんがいる社員も多く、Google meetでのオンラインチェックインとドキュメントやタスクボードベースで非同期のやりとりを密に積み重ねながら業務を進めています。週2-3回などの細かいチェックインを必要な人と頻度高く行っているイメージです。
複数の専門性を束ねてプロジェクト推進するケースも多く、ブレスト的なフェーズでは、オフィスに集まってホワイトボードを囲みながら論点を整理していくような仕事の進め方も良く見られます。

——どんな人が多い・向いていますか?
10Xのコーポレートチームは各分野の専門性を持っており、自身の専門性を活かしながら他の専門性と重ね合わせてより大きい価値を作っていきたいという思いや、フロント部門のメンバーやお客様が価値を感じるものを提供していきたいという思いが強い方が多いです。結果さまざまな部門との連携も多く、新しい知識や経験を得ることに貪欲な方と相性が良いと思っています!

オフサイトでのグループワークの一コマ

▼HR本部

答えてくれた人 Takeshiさん

——本部の概要を一言で!
人材・システム・制度といった人的資産を構築し、各本部でのイネーブルメントを通じて10Xの組織価値を最大化することがHR本部のミッションです。人事企画を担うHRプランニング部と、各本部と密に人事・組織課題を解決していくHRBP部から構成されています。

—— 人数は?
7人(2023年5月時点)

——コミュニケーション方法
北海道や大阪に住むメンバーもいるので、オンラインでのコミュニケーションがメインになります。全員が参加するミーティングは、週1回開催する本部MTGと毎朝15分行っている朝会になります。朝会では一人ずつその日に取り組む業務を共有し合います。金曜日の朝会は30分に拡張し、1週間の感謝と賞賛を伝え合うwin sessionを行っています。また、四半期に一度の頻度でオフサイトを開催しています。

——どんな人が多い・向いていますか?
様々なサイズやフェーズの組織で人事として経験を積んだ仲間が集まっています。勉強熱心なメンバーが多く、新しく得た知識やノウハウをチームに共有したり、人事トピックをテーマに有志の勉強会(読書会)を行ったりしています。人事の仕事に情熱を持っている人や成長志向が強い人、チームワークを大切にする人がフィットしやすい環境だと思います。

HR本部リードで開催したミドルマネジメント合宿の様子

▼コミュニケーション本部

答えてくれた人 りっちゃさん(@r1ccha)

——本部の概要を一言で!
対外的なコミュニケーションと、社内のコミュニケーションやカルチャー醸成を担う本部です。メディアやパートナー企業はもちろん、従業員も含む10Xに関わる多様なステークホルダーに対し、適切で一貫したコミュニケーションを通じてより良い関係を築き、中長期的な企業価値に貢献することがミッションです。

—— 人数は?
3人(2023年6月時点) 

——コミュニケーション方法
東京・愛媛と居住地がバラバラなので、普段はリモートでやり取りしつつ、月1程度でリアルで集まるオフサイトや、長めの会議を開催することが多いです。また取材などでパートナー企業に出張することもあります。(先日は某地方のスーパーでビラ配りをしてきました)
週1の部の定例、週1でのマネージャー - メンバー間の1on1を実施しており、小規模な部門なので定例MTGの数はそれくらいです。

——どんな人が多い・向いていますか?
「この発信をしたら、この相手にはどう受け取られるだろうか?」と考え、コミュニケーション戦略を練ることが多い職種なので、相手の立場に立って考えられる・想像力がある人が向いていると思います。チーム内の雑談でも、「話題のあの企業の発信を見てどう思った?」「この言い方は上手かった」など、よく話しています。

とあるパートナー企業の記者発表会を企画運営した際の様子です!

10Xのミッション・バリューに共感いただける方からのご応募をお待ちしています!

10Xのマトリクス組織について、いかがでしたでしょうか?
少しでも皆さんの解像度が上がっていれば嬉しいです!また、今回の記事は2023年5月時点での組織図・マトリクス組織になっています。10Xでは、今後もミッションの「10xを創る」ために最適な組織形態を模索・実践し続けていきます。

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