人口減少社会でスーパーマーケットが迫られる変化とは

2024/12/12


こんにちは、株式会社10X CEOの矢本です。
久しぶりの発信となりますが、本日、「スーパーマーケットのこれまでとこれから」というレポートを公開しました。日本のスーパーマーケット産業が直面する構造的な課題と、その変革の方向性について、私なりに考察したものです。
詳細は以下の資料に預け、本ポストでは、ダイジェスト版をお届けします。


スーパーマーケット産業の歴史的転換点

スーパーマーケットは1950年代の誕生以来、日本の社会変化と共に発展してきました。自動車の普及による商圏の拡大、女性の社会進出に伴う消費行動の変化、単身世帯の増加による購買習慣の多様化。
これらの社会構造の変化をうけて、スーパーマーケットはそのあり方、業態が進化してきた歴史を持ちます。

現代に顕在化する課題

人口動態の変化がもたらす影響はスーパーマーケットという産業にとって非常に大きいものになるといえます。2060年に向けて日本の人口は約8,800万人まで減少し、高齢化率は35%を超えると予測されています。この変化は、需要と供給の両面で産業構造に大きな影響を与えることが予想されます。
特に労働市場の構造的な変化は極めて大きなものになると考えられます。現在、スーパーマーケットの従業員の75%をパートタイマーが占めており、多くをパートタイマーに依存した産業です。その一方、その採用は年々難しくなり、有効求人倍率はすでに他産業と比較して極めて高い水準で高止まりしています。
世界的な情勢の不安定化、インフレ、円安による原材料費の上昇も相まって、経営環境は一層厳しさを増しています。今スーパーマーケットに求められる変化は、こうした変化へ対応し、トップライン変調ではなく生産性へ目を向けた変化ではないか、と考えます。

求められる変革の方向性

本レポートでは、これらの課題に対して私なりに三つの重要な変革の方向性を提示しています。

  1. リアルタイムな現状把握に向けたデータの可用性向上
  2. 点の作業のDXではなく、“業務のつながり” を捉えたDX
  3. 顧客体験とデータを統合する顧客基盤の構築


最後に

本レポートは、私達にとって極めて身近なスーパーマーケットという産業のなりたちや、現状の分析にとどまらず、今後の変革の方向性について考察を行いました。スーパーマーケットに関わる経営者の方々、実務家の方々にとって、今後の戦略策定における一助となれば幸いです。
私達10Xは現在、課題が顕在化し始めているスーパーマーケットの皆様と、より踏み込んだ取り組みを進めています。経営層から現場に至るまでの課題を深く理解し、その解決策の提案と開発に注力しております。2025年には、これらの取り組みの成果として、複数の新しいプロダクトをリリースする予定です。
本レポートについて、ご関心いただいた小売業の方がいらっしゃいましたら、ぜひpr@10x.co.jp までコメントやフィードバックをお待ちしております。

PS. 本資料を解説したPodcastも収録しておりますので、よろしければ御覧ください。
https://creators.spotify.com/pod/show/yamotty/episodes/w-makemmd-e2s4o5d

10Xでは一緒に働く仲間を募集しています

スーパーマーケットのDXは半径1mの生活を変えるポテンシャルのある、意義のある仕事だと考えています。
そんな10Xでは現在、SWE(バックエンド) / プロダクトデザイナー / BizDevのポジションで採用を行っています。スーパーマーケットのDXを通じて、小売業の未来を共に拓く仲間を募集しています。
まずはカジュアル面談からお待ちしております。少しでも関心を持っていただいた方は以下のカジュアル面談リンクよりお声がけいただければ嬉しいです。
https://youtrust.jp/recruitment_posts/70b772b6f2a7647f7dc69a83e3d4c464

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