タベリーが「オンライン注文機能」の提供を開始し食材ショッピングアプリへ、あわせて2.5億円の第三者割当増資を実施しました。

2019/5/14

プレスリリース

パーソナルな献立を推薦するiOS/Androidアプリ「タベリー」を提供する株式会社10X(本社:東京都中央区 代表取締役:矢本真丈)は、同アプリ内で新たに「オンライン注文機能」のサービス提供を開始します。

「タベリー」はこれまで、個人の嗜好や条件にあった献立の提案、およびその献立に必要な材料の買い物リストが簡単に自動作成できるサービスを提供してきました。今回のアップデートにより、「タベリー」アプリで作成した1週間分の献立に必要な買い物リストの食材を、たった数タップでオンライン注文することが可能となります。本機能の提供により、家事の約43%(※自社調査より)を占めると言われる『考える家事』のひとつ、「今日の献立やスーパーで買うものを悩む」という部分を大幅に削減し、日常的な家事の負担を少しでも軽減できるよう、強力にサポートします。

また今回のアップデートに伴い、「料理と買い物」という大きな既存産業の中で新たな流通プラットフォーム構築を目指す当社のビジョンに賛同した投資家より、第三者割当増資により総額2.5億円の資金調達を実施しました(2018年11月に完了済み)。

第三者割当増資の引受先は米国・中国・日本を中心に約4500億円の資産を運用し20社以上のユニコーンを創出してきたシリコンバレー拠点のベンチャーキャピタルのDCM Ventures、および個人向けサービスの開発・運営に深い知見を持つ個人投資家となっており、弊社のプロダクトを通じて、さらなる社会の課題解決に向けて努めていきます。

タベリーの背景

2010年以降、急速に共働き世帯が増え続け、「家庭における家事の負担」が見直されている中、お掃除ロボット、洗濯乾燥機、食洗機といった、「家事作業の短縮」を担う機械が普及しております。その中でサポートされていない、「献立を考える、食材の使い回しを考える、買う物を考える」といった「考える家事」の負担に気づき、これらを解決するためにタベリーはスタートしました。

2017年7月
株式会社10Xの創業
代表・矢本が育児休暇取得中に気づいた「考える家事」の難しさや、自身を含めた「共働き世帯における仕事と家事の両立」への強い課題から、これらを解決するサービスの提供をしたいと考え、株式会社10Xを設立。「献立を考える」「買うものを考える」といった仕事をサポートすべく、共同創業者・石川とともに「タベリー」のアプリ開発を開始。
2017年12月
iOS版「タベリー」の提供開始と第三者割当増資による資金調達の発表
主菜・副菜・汁物の順に、提案されたレシピから選ぶだけでピッタリの献立が作ることができ、また献立に必要な買い物リストも瞬時に作ることができる「10秒献立アプリ」としてリリース。あわせて、5名の個人投資家より、総額5,600万円の資金調達実施を発表。
2018年5月
Android版「タベリー」の提供開始
iOS版に続き、多くの要望によりAndroid版をリリース。
2018年12月
iOS版「タベリー」において、複数日の献立を作成できる「献立セット機能」を提供開始
複数の日付を指定して「食材を最適に使いまわす献立」を推薦する機能をリリース。
2019年5月
iOS版「タベリー」において、買い物リストから数タップで注文が完了する「オンライン注文機能」を提供開始
アプリ内の買い物リストより、必要な食材を、必要な数量だけネットスーパーなどへ注文できる機能をリリース。


タベリー「オンライン注文機能」の特徴

  1. 日付を選択すると、人数、食材の使い回し、好きなレシピなど複数の条件が個人に最適化された献立と買い物リストを作成することができます。
  2. 買い物リストより注文ボタンを押し、配送先住所を選択すると、自身の住所から利用できるネットスーパーの店舗一覧が表示されます。店舗ごとに必要な食材のトータル価格、最短受取日を比較し、どの店舗を利用するか選ぶことができます。
  3. 購入したい店舗を選ぶと、受取日を選択できます。その後、必要な商品が全てカートに追加されます。各商品は内容を確認して数量を変更したり、他の商品と交換したり、また商品を検索してカートに追加することが可能です。
  4. 商品が確定したら、各ネットスーパーに紐付いた決済方法にて決済をしていただきます。注文の履歴はマイページからいつでもご確認いただけます。

※対応するネットスーパー店舗は随時拡大され、今後各生協等への対応も予定しております。
10秒献立アプリ「タベリー」のインストールはこちらのリンクより行うことができます。

株式会社10X 代表・矢本より


写真一番左が代表・矢本

タベリーは、「考える家事こそが大変」という、私が育児休暇取得中に気付いた課題をきっかけに生まれたプロダクトです。今回の大幅なアップデートにより、やっと当初描いていた価値提供のスタートラインに立ちました。「献立を考える」「買うものを決める」といった日々のシーンに対して、プロダクトを圧倒的な品質に磨き込みつつ、自分のような市井の人々へしっかり届け、サポートしていくチャレンジをしていきたいと考えております。

少し視点を拡げると、ハイテク産業の中心である米国、中国、そしてEC化率が世界で最も高い英国においても、「生鮮食品のEC化率」は未だ数%前半に留まり、世界的にも答えが見いだせていないアジェンダです。

その背景には「いつ、何を、どれだけ作り、材料をどう揃えるのか」というユーザーの意思決定に関わるイシューや、「需要予測の難しさ、在庫管理の難しさ、配送アセットの重さ」という事業構造のイシューが複雑に入り組んでいるためと考えています。

今回のタベリーのアップデートにより、それらのイシューのいくつかを「10x」できるのでは、と考えております。他方で、我々が思い描く「あるべき食の流通や小売の未来」に向けてはまだまだ入り口に過ぎず、引き続き「異質なプロダクト」を提供するために精進してまいります。

今回調達した資金は、プロダクトの成長と人材の採用へ投じていきたいと考えています。これまでも10X社では「圧倒的に優れた、10Xなクリエイター」を一人ひとり仲間にしながら会社を創ってきました。より10Xな人材が躍動できる環境をつくり、「次の流通を創る」という巨大なアジェンダに対し未来を創る仲間を募っていきたいと考えております。

本リリースと合わせ、当社のカルチャーや実態、そして目指す先を記した紹介資料も作成しました。ぜひ多くの方にご覧いただければ幸いです。


第三者割当増資引受先からのコメント

DCM Ventures プリンシパル 原健一郎氏
「生鮮、食料品という巨大市場に挑戦するタベリーの今回のプロダクトは、事業難易度が極めて高い業界における最適な参入方法だと思っております。タベリーを運営する10X社のチームはデータやイシューに基づいた意思決定を高速でかつ効率的に行っているプロダクトドリブンのチームで、大きな市場に挑戦し続ける執念を持っていると考え投資いたしました。世界的にも巨大なスタートアップが生まれている食料品ECにおいて、タベリーが日本におけるゲームチェンジャーになると考えております。」

株式会社10Xについて

会社名: 株式会社10X
所在地: 東京都中央区日本橋箱崎町18-11 COSMO8ビル3F
代表取締役: 矢本真丈
設立: 2017年6月26日
事業内容: 献立・買い物アプリ「タベリー」の運営
コーポレートサイト: https://10x.co.jp

本件に関するお問い合わせ先

株式会社10X 広報担当代理:濱坂
E-mail:contact@10x.co.jp
Tel:050-5362-6110

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