株式会社10X、3年間の歩みとこれから。
2020年6月26日、株式会社10Xは創業から3年を迎えました。そこで今回は、これまでの3年間の振り返りと先日行われた社内でのお祝いの様子をシェアしたいと思います。
2017年6月26日 株式会社10X創業
代表・矢本がメルカリ時代の同僚だった石川を誘い、株式会社10Xを創業しました。矢本が3.11震災の避難時に「火を入れた料理」に感動したこと、また育休中に家族の食事を創り続けた原体験からタベリーのMVPを創ったことがきっかけです。創業当時はオフィスもなく、ひたすらシェアオフィスで石川とタベリーをリリースすることに集中。2人で話して方向性を決めては石川がプロダクトを作り、その間に矢本は採用活動やマーケティング活動に集中するという、まさに二人三脚の日々でした。
タベリーのユーザー導線を記したメモ。ネットスーパーとの連携構想は当初から
2017年12月 献立アプリ「タベリー」iOS公開
創業から数ヶ月経ち、3人目の社員である石田が入社しました。また5,600万円の資金調達も行いオフィスも開設するなど、少しずつ会社らしくなってきました。タベリー公開した日のことは、今でも忘れられません。
椅子がなくて、膝立ちだった引っ越し初日。この後無事に椅子は納品されました
2018年5月 献立アプリ「タベリー」Android公開
創業から約一年。社員も5人まで増え、少しずつ出来ることが増えてきました。念願だった「タベリー」Android版をリリースしながらも、将来的な有料サービスの刷新を見据えタベリー有料版を終了させたのもこの時期です。また仮説検証のために実験的なプロダクト「スクショケシ」をリリースしました。まさに「小さく実験し、事実を集める」という「10xから逆算する」バリューを体現し、10Xのプロダクト方針をより強固にしていきました。またこの頃八丈島でチームビルディング合宿を行ったのですが、普段と違った環境で開発も出来、互いのことを深く知る良い機会となりました。またいつか開催できたらと思っています。
八丈島では家族連れ参加する人もいて、すき間時間にはアクティビティも
2019年5月 タベリー内「オンライン注文機能」のサービス提供をiOSにて提供開始
創業から約二年。タベリー内で作成した1週間分の献立に必要な買い物リストの食材を、たった数タップでオンライン注文することが可能となりました。また同時期に2.5億円の資金調達を発表し、社員も7名になりました。この機能をきっかけに、少しずつ大手小売業者の方と接点が出来、話をする機会も増えてきました。
2019年8月 自社ネットスーパー「タベクル」のテスト開始と終了
実はこの頃、自社でネットスーパーを持つ「タベクル」というプロダクトを作りました。自分たちで倉庫やトラックを借り、矢本が実際に住むマンションの方に1,000枚のチラシをポスティングして注文者を募るなど、IT企業とは思えぬ泥臭い期間でした。結果的に4ヶ月間のテストを通じて「タベクル」は終了しましたが、実際に自分たちでネットスーパーを経験したことは後のStailer開発にも活かされました。
自分たちで仕入れや梱包も実施。右写真はトラックに商品を載せてる様子
2020年5月 開発不要でネットスーパーを立ち上げ可能な「Stailer」公開
イトーヨーカドーを導入パートナーとして開発不要でネットスーパーを立ち上げ可能な「Stailer」を公開しました。開発は2019年から行っていましたが、誰も予想していなかったウィルスによる急速な需要拡大の追い風もあり、公開後は有り難いことに多くの問い合わせを頂いています。また小売事業者へのStailer導入を推進するため、3億円の資金調達を行いました。
会社としてはこれまで雑談を大事にし全員が集まることを強く推奨していましたが、社員と社員の家族を守ることを第一に2020年2月から完全リモートワークに切り替えました。6月からは週1回をオフィスデーとし、物理出社とリモートワークを組み合わせる形をとっています。
2020年6月 創業3周年
先日ささやかですが創業3周年とStailerリリースのお祝いを行いました。これまでの歩みを振り返るとともに、これから本気で「10xを創る」というミッションを達成する決意を新たにしたところです。
株式会社10Xでは、「事業を10xする人」「組織を10xする人」を募集しています。未だ到達度は0.1%です。我々は、決してタベリーやStailerを創る開発ベンダーでも、スーパーに特化したコンサルティングファームでもありません。10xを創る集団です。
10Xのバリューを体現する人と、「10xを創る」を成し遂げたいと思っています。
少しでも興味を持って頂いた方はこちらの資料もご覧ください。