事業成否を握る「背中を預けられるデザイナー」とは?CEO矢本×CTO石川対談

2020/7/7

現在株式会社10Xではデザイナー不在の中プロダクト開発を行っており、専任デザイナーを募集しています。10Xが探しているのは「背中を預けられるデザイナー」。そこで今回は「背中を預けられるデザイナーとは何なのか」「背中を預けられるデザイナーに求める要件」について、CEO矢本とCTO石川で対談を行いました。


矢本 真丈 | @yamotty3
Founder, 代表取締役CEO
2児の父。大学院在学中に3.11の震災で被災。その後、丸紅、NPO勤務を経てママ向けECスマービー創業参加。プロダクト責任者を務める。スマービーの売却を機にメルカリへ。 3.11震災の避難時に「火を入れた料理」に感動したこと、また育休中に家族の食事を創り続けた原体験から、タベリーのMVPを創り、石川とともに10Xを創業。
石川 洋資 | @_ishkawa
Co-Founder, 取締役CTO
面白法人カヤック、LINEでの複数の新規事業開発を経て、メルカリ/ソウゾウへ。 メルカリ/ソウゾウではプリンシパルエンジニアを務める。オープンソースプロジェクトへの参加や執筆活動も行っており、2017/2には「Swift実践入門」を出版

※この記事は、先日公開された矢本のPodcastを基に構成されています。

デザイナー採用が事業成否の鍵を握る

矢本:今日は2人で10Xが募集している「背中を預けられるデザイナー」について話そうと思います。よろしくお願いします。

石川:お願いします。実は10Xには1名デザイナーは在籍しているのですが、現在育休中のためいまは我々2人でタベリーStailerのデザインをしています。タベリーは矢本さん中心に、Stailerは僕中心にデザインしてきましたね。

矢本:そうですね。石川さんによく怒られながらデザインしていた記憶があります(笑)。Stailerのデザインをどう自己評価してます?

石川:ユーザー目線である、という意味では及第点かなと思いますが、ギリギリ赤点を回避したレベルで、美しくはないですね。矢本さんが思うStailerのデザインの問題点は何ですか?

矢本:デザインそのものの問題というより、問題解決に時間がかかることや、その領域が広範なことですね。例えばデザインの対象はプロダクト全体のデザインシステム、アプリ、管理画面にとどまらず、パートナーの店舗で展開する販促物・デジタル広告のクリエイティブ、稟議資料など多岐に渡ります。特にプロダクト面ではいまは石川さんが開発とデザインを両立しており、どうしてもデザインが開発のボトルネックになっていると思います。そのためデザイナー採用がいまの最重要経営課題の一つで、事業成否の鍵を握っていると言っても過言ではありません。


「背中を預けられるデザイナー」はビジュアルの解像度が高く、表現の幅が広い人

矢本:いま募集している「背中を預けられるデザイナー」を言語化したいです。

石川:2つの要素があると思います。1つ目は「ビジュアルの解像度が高い人」。具体的に言うと、なぜこのデザインは美しくみえるのか、どうしたらより美しく見えるか、が論理的にわかる人だと思います。

矢本:なるほど。Stailerもタベリーも、クライアントエンジニアとしての視点やプロダクトマネージャーとしての視点で、最低限の設計はできていると思いますが、それをビジュアルとして捉えたときの視点は僕らに専門性がないことから「弱い」という自覚がありますからね。

石川:2つ目は「表現の幅が広い人」。現在Stailerで提供しているネットスーパーアプリは割と正統派なデザインのため、過去に得た経験を切り崩しながら何とかデザインしている状態です。ただ今後はクライアントが増えたりプロダクトの幅が広がるため、正統派ではないデザインも求められることが多くなると思います。

矢本:ネットスーパーの顧客層は幅が広いため、割とスタンダードなデザインになりますが、今後はターゲットを絞って受け手の感情を揺さぶるようなものを創る必要がある場面は増えていきそうですよね。確かにそういう時にちゃんと作れる人、色んな引き出しがある人は「背中を預けられるデザイナー」ですね。

イトーヨーカドーのアプリ画面

アプリの枠を超え、ユーザーが目にする全てに責任を持つ

矢本:Stailer開発時にデザイナーに求める要件について話しましょうか。

石川:デザイナーにはユーザーが目にするもの全てに責任をもってほしいと思います。アプリのデザインだけではなく、広告のバナーやチラシ、店頭の看板など、オフラインの体験までも含みます。

矢本:10Xのデザイナーというポジションが面白いと思うのは、ブランドアイデンティの構築にも関われることです。今まさに、イトーヨーカドー様のブランドアイデンティ作りも一緒にやらせて頂いてますが、こういった機会は一般的なスタートアップでは少ない機会かなと思います。それにStailerはBtoBtoCのビジネスのため、ユーザーはエンドユーザーだけではなく小売業者も含みます。そういった点でも「ユーザーが目にするもの全てに責任をもってほしい」と言った石川さんの言葉は納得です。

石川:そうですね。今はイトーヨーカドーだけですが、Stailerのビジネスモデル上、このようなタスクが今後ブランドの数だけ増えていくと思うと仕事は無限にありますね。

矢本:考えるだけでも大変そうですが、だからこそ10Xのバリューにある「自律する」がフィットする方が向いていますね。

圧倒的なデザインはチームのモチベーションもあげる

矢本:石川さんは、iOSエンジニアとしてデザイナーと働く機会も多かったですよね。



石川:とても良い経験でした。一緒に働く中で「どういうポイントを注意すればよいのか」「こういうパターンではどういうものが作れるのか」を知れたことは、今でも活かされています。

矢本:これまで出会った「背中を預けられるデザイナー」の特徴や共通点はありますか?

石川:「背中を預けられるデザイナー」って作品みたいな圧倒的なデザインを作れるんですよ。そんなデザインを見るとエンジニアとしては多少実装難度が高くても応えようという気持ちになりますし、チーム全体のモチベーションもすごくあがります。10Xには「背中を預ける」というバリューもありますが、安心して背中を預けられるデザイナーの方と一緒に働きたいです。

矢本:同感です。10Xのデザイナーは活躍できる環境が整っていると思います。10xなチャレンジにワクワクする方のご応募をお待ちしています。

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