10Xの8人のPdMってそれぞれ何してるの?みんなに聞いてみた

2023/5/26


2023年5月現在、10Xには8人のプロダクトマネージャーが在籍しています。「え、8人もいるの?」と思われるかもしれませんが、10Xが提供するStailerというネットスーパー・ネットドラッグストアのプラットフォームは、エンドユーザーである「お客様アプリ」だけでなく、商品データの連携システム、決済処理・注文処理の仕組み、店舗や配送スタッフの方が利用するアプリや管理画面…など、ネットスーパーの運営に必要なすべての仕組みを提供しているため、マネージメントするプロダクトも多岐に渡っています。

https://speakerdeck.com/10xinc/zhu-shi-hui-she-10x-culture-deck?slide=15

スタッフアプリ・管理画面のデモ動画

先日、Stailerのデモ動画を公開しました!普段ご利用いただけるお客様アプリだけではなく、スタッフアプリ・管理画面の機能紹介・デモ画面も紹介しております。
普段なかなか目にする機会のないStailerの裏側は、ぜひこちらの動画をご覧ください!

ドメインチームの開発体制について

また最近10Xではドメインチームの開発体制に移行しており、それぞれのドメインにオーナーシップをもったプロダクトマネージャーが必要です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください!

10XのPdMってそれぞれ何してるの?メンバーそれぞれに聞いてみた!

今回は5つのドメインを担当するPdMのメンバーに、それぞれに

  • 普段どんなことをしているか
  • どういうスキルが活かせるか
  • 担当領域のおもしろさと難しさ

を聞いてみました!

お買い物チーム by keiさん (@kcassandra)

太田垣 慶

@kcassandra

お買い物チーム / Product Manager

DeNAにてソーシャルゲーム事業の立ち上げプロジェクトリーダーなどを経て、サンフランシスコを拠点としてその海外展開に従事。→2社で子ども向けプロダクトづくりに取り組む。→メルカリにてUS mercari、メルペイの立ち上げ/Growthに携わる。→Playco, frankyを経て2021年11月に10Xにジョイン。登山が好き。

ーお買い物チームについて教えて下さい
お買い物チームは私が専任なのと、他チームを兼務しているPdMが1人います。お買い物チームの担当するドメイン領域は幅広く、売場表示、カート管理、販促・コミュニケーションなど、お客様がお買い物に使用するシステムを取り扱っています。お買い物〜カート作成完了までが領域ですね。この説明だとお客様向けのアプリやWebのみを対象としているように聞こえるかもしれませんが、売場の運営やお客様への販促・コミュニケーションを行うパートナー向けツールの開発も行っています。

最近取り組んでいることはなんですか?
先日上期 (4月〜9月) のロードマップをFixできたので、優先順位上位のイシューからタスクに分解して開発に着手しています。PdM視点では仕様書を書いたり、デザイナーと相談しつつ、SWEたちとスクラム開発を進めています。

どんなスキルが求められますか?
お買い物チームは上述のとおり担当領域が広く、パートナーである小売企業からBizDevを通じていただく要望も多いため、やりたいこと・やらないといけないことがいくらでも出てきます。
そのため、いかに優先順位を並べるか?に頭を使いますし、なぜその順なのかをPdMとして説明できる必要があります。施策を考える力やインパクトを試算する力、ステークホルダーとのコミュニケーション力が求められます。

担当領域のおもしろさや難しさを教えて下さい!
先ほど触れた優先順位決めはチャレンジでありつつ、おもしろいところでもあります。
また、いま開発しているものの成果はリリース後に数値として返ってくるわけですが、お買い物チームで扱う領域はお客様の行動に直結する機能が多いため、数字を見ながら改善を進め、事業成長に貢献できる点も大きな魅力です。

お会計チーム by uraさん(@ysk_ur

浦 祐介

@ysk_ur

お会計チーム / Product Manager

グリー株式会社でデータアナリストに携わった後、ランサーズ株式会社にて新規事業責任者を経験。その後、株式会社ZOZOテクノロジーズにてPMチームのマネージャーとして、広告事業の立ち上げ、PMチームの組成、AI導入の推進、大型リニューアルなどを担当。2021年5月に10Xへ入社。

ーお会計チームについて教えて下さい
お会計チームは現在PdMとしては1名で、決済、ポイント、パートナー企業のPOS連携などの領域を主に担当しています。パートナー企業毎に新規ローンチの際にカスタマイズが発生する部分なので、いかに多様な要件を柔軟に受け入れる事ができるかと保守運用のコスト圧縮のバランスを取ることに頭を使うことが多いです。

最近取り組んでいることはなんですか?
複数パートナーのローンチを円滑に進行するための要件定義、受け入れの柔軟性を高めテスト効率を向上させるための各所リファクタリングの進行、また、法令遵守の対応に向けたプロジェクトの進行です。今期はしっかり守って来期以降に攻めるというチームテーマで取り組んでいるので、来期の施策検討のための探索にも時間を使い始めています。

どんなスキルが求められますか?
スタートアップとしてはスピード感を持ったプロダクト開発が求められる一方で、お会計チームは高い品質が求められる領域のため、全体の動きに引っ張られずに適切にチーム内外に対して品質にコミットすることが求められます。
さらに、カスタマイズも多く発生する領域のため、SWEと連携し将来の運用コストを見越した設計を考えていく必要があります。

担当領域のおもしろさや難しさを教えて下さい!

ネットスーパー・ネットドラッグストアは、内税/外税商品が混在し、様々な販促施策で注文金額は変動します。また、お客様の注文した金額が欠品等の条件によって変動する稀有なサービスです。複雑な計算ロジックやステップに向き合い、プロダクトとしてのあるべき姿を考えることができるのは難しくもあり面白い部分です。
また、現在は、プロダクトマネージャーとして、toBのパートナー企業向けに多様な要件に対応しつつ導入スピードを担保する方法に注目していますが、今後はtoCのお客様に対して、決済領域に関わる障壁をいかに下げるか(≒決済手段の多様化や注文の多様化に対応できるようにする)ことがテーマになってくると考えています。

お届けチーム by koichiさん (@koichi_miyamae)

宮前宏一

@koichi_miyamae

お届けチーム / Product Manager

モバイルゲーム会社で国内ソーシャルゲームの企画・運営、米国を拠点にF2Pアプリのプロデュース等を担当。その後、株式会社メルカリにて、Mercari US・メルペイのGrowth領域PdMを担当。2022年10月に10Xに入社。

ーお届けチームについて簡単に教えて下さい
お届けチームは私を含めて現在3人のPdMがいて、パートナー企業のスタッフの方がネットスーパーのピッキング・パッキング、及び配送オペレーションで利用する業務システムを中心に担当しています。

ー最近取り組んでいることはなんですか?
ドメインチームが組成されたばかりのため、オペレーション含めた担当領域の理解を深める活動をしながら、店舗の大きさに応じてより効率的なピッキング・パッキングができるよう、新しいピッキング方式に対応するための開発を進めています。

ー担当領域ではどんなスキルが求められますか?
お届けチームはオペレーションで利用するシステムを提供しているため、スタッフアプリや管理画面上の体験・効率性だけでなく、オフラインのオペレーション含めた広義のプロダクトをマネジメントする必要があります。
そのため、業務フローを理解しつつ、事業やエンドユーザーの体験、他チームが管理するプロダクトとの依存関係を加味した上でのプロダクト設計スキルが必要です。とはいえ私含めてネットスーパーのオペレーションについて詳しいPdMばかりではないため、実際の店舗でオペレーションを体験・見学しに行ったり、Retail Strategy & Operationsというリテール領域のスペシャリストチームにフィードバックをもらいながら開発を進めています。

ー担当領域のおもしろさや難しさを教えて下さい!
ネットスーパーは単なるECサイトではなく物流そのものでもあるため、いかに効率よく配送ができるかという事業収益にダイレクトにヒットする部分を担当している点がワクワクします。またオペレーション部分だけを切り取って考えれば良いわけではなく、オペレーションの一つ一つがエンドユーザーの体験にも依存しているため、それらも考慮しながらプロダクトを設計する難しさもあります。

標準セットアップチーム by aineさん(@i_nene

濱坂 愛音

@i_nene

標準セットアップチーム / Product Manager

株式会社リクルートキャリアを経て、Sansan株式会社でクラウド名刺管理サービスの営業リーダーを務める。人事部に異動後、新卒採用活動に従事。第1子の育児休業を経て、10Xにジョイン。

ーチームについて教えて下さい
濱坂(@i_nene)です。標準セットアップチームは、新しくStailerの導入が決まったパートナー企業向けのセットアップや、セットアップのプロセス・システム両面の自動化・効率化を行うチームです。

最近取り組んでいることはなんですか?
導入が決まっている各パートナー企業に対して、その要件に応じたセットアップを各社並行して行っています。サービスローンチを安全に迎えるためにはチーム外メンバーとの密な連携が不可欠のため、必要に応じたすり合わせをこまめに行いながら進行しています。
また、セットアップにかかるコストを削減しサービスローンチを早期化するために必要な改善ロードマップを議論しています。

どんなスキルが求められますか?
上述の通り、標準セットアップチームでは実際のセットアップ作業と効率化の両方をミッションとして持っています。ただ定められた通りのプロセスをなぞるのではなく、よりパートナー企業が自立的にサービスローンチするためにはどのような改善を行うべきなのか、Stailerの機能全体を俯瞰し判断することが求められます。

担当領域のおもしろさや難しさを教えて下さい!
Stailerはパートナー企業のネットスーパー・ネットドラッグストア事業そのものを支えるシステムのため、多くの機能やカスタマイズが存在し、一般的なSaaSと比べるとサービス開始までに比較的時間がかかる現状です。今後さらに多くのパートナー企業がStailerを導入したいとなった場合を考えると、セットアップコストの削減や早期化が、事業成長のレバーになりうると考えています。Stailerの機能進化とともに、より多くのパートナーが早く簡単にStailerを導入できる未来を作っていくのが、標準セットアップチームのやりがいです。


新規事業担当チーム by taeさん( @tae124m

松本 妙

@tae124m

新規事業担当チーム / Product Manager

大手製造業でR&Dと事業企画を経験した後、ナイル株式会社にてPM兼エンジニアとしてプロジェクトや事業の立ち上げに従事。その後、ファンズ株式会社にて貸付投資のオンラインマーケット「Funds」の立ち上げ・運用改善・組織づくりなどに従事。2021年7月より10Xに入社。

ー新規事業チームについて教えて下さい
新規事業チームのPdMは現在2名で、Stailerをネットスーパー専用の倉庫を持つ形態(センターモデル)に対応可能にするための開発を担当しています。実態としては既にセンターモデルで事業展開されているパートナー企業のStailer導入という形で進めています。センターモデルに対応した物流システムの構築の他、シニアユーザー向けのアクセシビリティ改善など、一緒に取り組んでいるパートナー企業の事業展開に必要な機能開発も合わせて進めています。

最近取り組んでいることはなんですか?
新しい領域へのキャッチアップと要件定義が一定進捗してきたため、直近は実際に開発を進めていく所に軸足をシフトしつつあります。最近組成されたドメインチームとの連携方法を決めたり、開発規模が大きい故のスケジュールの不確実性をどう減らすかという課題に取り組んだりなどです。

どんなスキルが求められますか?
既存のStailerが対応していないドメインを取り扱うため、新しい事業や業務への理解が求められる場面が多いほか、パートナー企業とのコミュニケーションが多いです。また、Stailerのほぼ全てのドメインとの連携が必要となります。これら全てを100%理解することは時間的に難しいため、要点を押さえてプロジェクトを前に進める力が大事になると思います。

担当領域のおもしろさや難しさを教えて下さい!
現在担当しているセンターモデルにおいては、店頭と商品在庫を共有することなくネットスーパー店舗で基本業務が完結することになり、セレクションや在庫管理の改善サイクルを回していくために必要な情報をシステムが把握しやすいといったメリットがあります。足元の新機能開発を進めながらも、リリース後に改善するための土台作りも合わせて考える必要があり、楽しさと難しさがあると思います。

10Xのミッション・バリューに共感いただける方からのご応募をお待ちしています!

10XのPdMが扱うプロダクトの幅広さを感じていただけたでしょうか?10Xでは現在、9人目のプロダクトマネージャーを募集しています!

現在5つのチームが存在していますが、1つ1つのチームが抱えるプロダクトやイシューがとても大きく、正直なところ、各チームの役割やPdMに求めるスキルセットもまだまだ探索中です。当初10XにはtoC向けサービスのPdM経験者が多く、今回の募集にあたって、チーム内で「toB向けサービスの経験者の方だとチーム内の多様性が広がり、いいのでは?」との議論もありましたが、今後の事業やプロダクト組織の拡大を見据えると、引き続きどちらのご経験の方も必要だなという結論が出ました。本来であれば「このようなスキルセット、ドメイン知識がある方がフィットしやすいです」とお伝えできればと思うのですが、事業の広がりや成長スピードを考えると、現時点での判断が難しい側面もあります。
そのため、これまでのご経験をベースに、抽象度高いイシューの解決に向け、自ら必要なことを学び、チームをリードできる方と一緒に働きたいと思っています。

10Xのメンバーが話すPodcast番組「10X.fm」でも10XのPdMチームの様子をお話しています!
ご興味を持たれた方は、こちらも併せてお聞きください。
#103 PdM座談会:「プロダクトマネジメント部の今」 by 10X.fm
▼スピーカー
・tae(松本 妙 / @tae124m)
・aine(濱坂 愛音 / @i_nene)
・miki(佐藤 美季 / @satoumilog)

もっと詳しく聞いてみたい!という方はカジュアル面談も実施していますのでお気軽にお声がけください。

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