【ローンチの裏側に迫る】レデイ薬局編

10Xでは、続々と小売チェーン向けECプラットフォーム「Stailer（ステイラー）」を導入するパートナーが増えてきています。
「ローンチの裏側」シリーズでは、新たにStailerを導入したパートナー企業に伴走したプロジェクトメンバーに、どんなプロセスや思いを経てローンチに至ったのか、社内を代表して話を聞いていきます。

今回の裏側に迫るパートナーは、愛媛を中心にドラッグストアを展開する「レデイ薬局」。愛媛県だけでなく中四国・兵庫でもドラッグストア・調剤薬局を245店舗展開しています。
「レデイ薬局」が手掛けるネットドラッグストア「レデイのぽちっとオーダー」において、お客様アプリおよびスタッフ向けのオペレーションシステムを10Xが運営する「Stailer（ステイラー）」を通じて提供開始したことを、先月9月12日にプレスリリースで発表しました。

それでは早速、レデイ薬局さんのローンチの裏側、教えてください！

プロジェクトメンバープロフィール

どんな会社さんなのか教えてください

井上：レデイ薬局さんは、「すべてはお客様のために」「お客様の”健康と美”を追求し”喜びと感動と安心”を提供すること」を基本方針とし、病気の予防も含めた初期治療から調剤部門による最終的治療まで幅広い「治す」ニーズに対応している、四国最大級の大型専門薬局チェーンです。
中四国を中心にドミナント戦略を行い、2023年5月時点で245店舗を展開しています。地域のお客様が病気の予防や治療、生活全般の健康管理について、どこよりも気軽に身近に相談できる「かかりつけ薬局」「身近な健康相談センター」としてのポジションを確立され、地域NO.1ドラッグチェーンとして成長を続けられています。

レデイ薬局様店舗の外観（出典：レデイ薬局HP）

Stailer導入の目的は？

井上：10Xサイトから直接お問合せいただいたことが、レデイ薬局さんと協業する最初のきっかけでした。

当時は、新型コロナウイルスの感染拡大の真っ只中。インターネット市場が急速に拡大し、お客様のお買い物方法が多様化していくことが想定される中、それらの変化に対応していくために、ドラッグストアにおいて、オンライン注文したものを店舗で商品受け取りができるようにするサービス（BOPIS=Buy Online Pick-up In Store）の導入を意思決定されていたタイミングでした。

地域NO.1ドラッグチェーンとして、地域のお客様に新しいお買物のスタイルを提案・お買い物環境を豊かにすること、そして継続的な事業収益に繋げることを目的に、その提携パートナーとしてStailerをお選びいただいたのが背景です。

ローンチまでのタイムラインを教えてください

井上：プロジェクトのキックオフは、2022年6月まで遡ります。約1年3ヶ月のプロジェクトです。要件定義に約半年、その後、開発 ・ リリース準備、そしてグロース戦略の検討・施策準備を進め、2023年9月にアプリ提供・サービス開始をしました。

社内で他にどんなメンバーが関わっていますか？

井上：プロジェクトの主なメンバーは、3部署各1名ずつの計3名です。また、ドラッグストア事業部というドラッグストアの伴走支援に特化した部があるため、その部署のメンバーとは適宜連携を行っていました。

• BizDevローンチ部マネージャー：ローンチ期間中のプロジェクトマネジメント、要件定義 及び グロース戦略の立案
• Success Operationsメンバー：PMO支援 及び リリース準備
• CorpITマネージャー：PMO支援 及び リリース準備

開発・リリースにあたっては、3名を主としながらも、10X側もエンジニア、セキュリティ、デザイナー、オペレーション、カスタマーサポートなど全社体制でレデイ薬局さんのローンチを支援しています。

愛媛本社でワークショップを実施した時の様子

大変だったこと・苦労したことはありますか？

井上：入社直後、初めてローンチに携わらせいただく中で、プロジェクト責任者を担ったことです。すべての論点に対して、事前に他社事例を調べ、熟考・仮説を立てた上で、レデイ薬局メンバーの皆様と議論を尽くしました。特に、中四国の物理的特性や店舗で購買しているお客様の属性などを鑑みて、このサービスが具体的にどのような課題を解決するサービスになるか？については両社膝詰めでしっかり議論しました。

加藤： 初めてのPMOサポートというのもあり、ミーティングである程度準備したつもりになっていても、パートナー様目線だと色々と足りない情報があることを実感しました。「何の情報を用意すればわかりやすいか」を意識して準備することを心がけました。

佐藤：社内システムの導入や運用をメインに関わっていました。久しぶりにお客様向けのシステム導入に携わるということで、正直なところ不安だらけの毎日でした。

現地でオペレーションのなど細かい確認を一緒に行いました

思い出に残っているエピソードはありますか？

井上：ローンチまでに3度愛媛に現地訪問し、討議を実施させていただきました。初回はStailerデモ、2回目はグロース戦略・施策検討のインプットとして店舗訪問及びバリュープロポジション検討のワークショップ、3回目がサービス開始直前準備とオペレーション及び販促活動の支援です。そのうち、2回目のワークショップで「レデイ薬局の提供できる価値は？」という質問に対して、「必ず専門人材が店舗にて、何でも相談に乗れるし、しょっちゅうお客様から声がけされる」と仰っていたことが印象的です。本当に地域の身近な健康相談センターなんだと思いました。また、出張の道中、常に会話と笑顔が絶えず、普段は率直かつストレートに議論を交わしつつもオフでは心を許し合える、本当に素晴らしい関係性を築かせていただいており、感謝の念に堪えません。

加藤：愛媛の現地出張の際に、パートナー様がお客様との「対話」をすごく大事にしているエピソードを聞かせていただいたことがとても印象的でした。お店で何時間もお話されるお客様もいると聞き、レデイ薬局さんが使命にまっすぐ事業をされ、地域の方から愛されなくてはならない存在であることに感銘を受けました。

佐藤：サービス開始直前までお客様と一緒にシステム設定を行っており、無事に開始を迎えられた時にお客様から「このプロジェクトを10Xと一緒にやれてよかった」とコメントがあった時には私もほっとしました。

井上：また、他の10Xメンバーからも「Stailerを導入いただくことがレデイ薬局様の経営承認を通った旨をお電話いただいた時が、非常に思い出に残っています。自然とガッツポーズが出たのと、これからネットドラッグストア事業を一緒に立ち上げることができるというワクワク感でいっぱいでした」という声もありました！

販促施策の一環として、店頭で「ネットドラッグストア教室」を共催

推しの商品や機能を教えてください

井上： 商品・機能に限らず、お客様から店舗スタッフの皆様へ日常的に相談がある点が推しポイントです。店舗に届く感謝の声を伺うと、本当に丁寧で真心のこもったサービスを提供されていること、その結果、お客様から信頼されていることがとてもよく伝わります。また、アプリ限定特売という形でオープニングセールを絶賛実施中でして、とにかくお買い得です。

加藤： 愛媛は松前揚げが美味しいですね、、、！推しの機能はピックパック時のスキャン機能で、「とりあえずスキャンすれば正しい商品かどうかわかる」ので、紙でのピッキングと比べてミスが大幅に減る仕様になっています。また、地元密着で信頼されているレデイ薬局様だからこその安心感も売場に表現されており、かなり良い仕上がりになっていると思っています。

佐藤：アプリ上の「売場」、つまり商品が表示されているスマホ画面は実際の購買傾向を踏まえて商品を並べており、レジに並ぶことなく注文と受け取りができるというサービス特性をうまく活かせると思っております。これからはお客様の声を聞きながら、より使いやすくしていきたいと思います。

「衝撃価格！！」のコーナーにはお買い得商品が並んでいます（※価格は掲載時のものです。ご了承ください）

今後の意気込み

プロジェクトメンバー一同：サービスを開始して早々、お客様より「発熱した受診帰りに車で受け取りできて本当に助かりました。子連れに最高なサービスだと思います」と直接温かいご意見を頂きました。心から嬉しく思いますし、我々のサービスがあることで、生活が少しでも豊かになる、便利になることをもっと多くの方へ届けていきたいと思います。

そのためにも、よりご満足してお使いいただける売場・商品づくりと、サービス・オペレーションの継続改善に、両社で実直に取り組んでいきたいです。また、導入店舗数やエリアの拡大、配送サービスの開始など、より多く広くお客様のニーズにお応えしていきたいと思います。

10Xのミッション・バリューに共感いただける方からのご応募をお待ちしています！

10Xでは、パートナーの事業成長にコミットし、非連続的な顧客価値を作り・届けることを目指しています。一緒に10xをつくっていきたい方からのご応募を、お待ちしています！

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