PMの成長に必要な要素とは?10XのPMポジション解説

2022/4/22


10Xでは、2021年末に組織体制を変更。プロダクトマネージャー(以下、PM)が所属するチームは、①パートナーローンチチーム②サービスディベロップメントチーム③グロースチームの3チームに分かれました。あわせて、募集が開始となったPMのアソシエイトポジションについて、 浦 祐介 (@ysk_ur) と太田垣 慶 (@kcassandra) に話を聞いてきました。

※PMのチーム構成についてはこちらの記事もご覧ください
■10Xブログ


プロフィール

浦 祐介 @ysk_ur | Product Manager
グリー株式会社でデータアナリストに携わった後、ランサーズ株式会社にて新規事業責任者を経験。その後、株式会社ZOZOテクノロジーズにてPMチームのマネージャーとして、広告事業の立ち上げ、PMチームの組成、AI導入の推進、大型リニューアルなどを担当。2021年5月に10Xへ入社。


太田垣 慶 @kcassandra | Product Manager
DeNAにてソーシャルゲーム事業の立ち上げプロジェクトリーダーなどを経て、サンフランシスコを拠点としてその海外展開に従事。→2社で子ども向けプロダクトづくりに取り組む。→メルカリにてUS mercari、メルペイの立ち上げ/Growthに携わる。→Playco、frankyを経て2021年11月に10Xにジョイン。登山が好き。


ー10XのPM職種でアソシエイトポジションの募集を開始しましたが、アソシエイトとはどのような役割を担うイメージなのでしょうか?

:アソシエイトは「抽象度が高すぎない課題を解ける人」をイメージしています。例えばシニアPMだと「いい感じのPick&Pack(※商品のピッキングとパッキングのこと)をよろしく」という程度の抽象度の高いお題から1人で理解し、あるべき形に持っていくことを目指しています。不確実性も抽象度も高い課題ですね(笑)しかしアソシエイトPMはここからもう少し分解したテーマを持ってもらい、解決にもっていってもらうイメージです。

太田垣:以前だと、PM・Bizdevはかなり抽象度の高い課題解決を求められるため、「相当経験豊富な人じゃないと難しいのでは」と思われていたこともあるのですが、現在はチームも分かれ、シニアとコラボレーションしながら、プロジェクト推進していける人を幅広く求めています。とはいえ、今10XにいるPMはここにいる2人に加えて、taeさんの3名。それぞれ1チームをリードしています。そんな状況なので、アソシエイトといえど、比較的大きなボールを動かせる状況ですね。

:チームが分割されたことは大きな変化ですよね。10Xの事業領域は複雑ですが、「なんでも担当する!」というフェーズから、それぞれの得意領域を活かせるフェーズになってきました。以前のフェーズだと複雑性が高く、PMが何人かいるとどうしてもスピード感が落ちやすい状況だったのですが、今の状況であればそれぞれのロールを明確に定義できるため、アソシエイトという役割も活躍いただける体制を作ることができました。

10Xオフィスでの浦さん

太田垣:同時に、同じPMなので、入社後に「アソシエイトだから〜」という特別扱いはしないです。チームを率いてもらえるレベルに成長していってもらいたいと考えています!

ーアソシエイトポジションには、どれくらいのPMスキル・キャリアの方を想定されているのでしょうか?

太田垣:キャリアについて、私の中でイメージしているのは、新卒・中途問わず、3年くらいのPM経験がある人ですかね。すでに経験値を積みつつも、今後さらにPMとしてステップアップしていきたい人がフィットしやすそうです。

同時に「PM経験がありません」という方にも可能性があると考えています。アソシエイトの募集においては、PM経験を必須とはしておらず「プロダクトが好きで、10Xのプロダクト作りって楽しそう」という人であればウェルカムです!プロダクト愛に加えて、PMとしてスキルを身につけ、さらに強くなりたいと思ってる方とぜひお話してみたいです。

ーPM経験が必須ではないんですね!

太田垣:必須としていない理由としては、10XのBizDevメンバーは役割が幅広く、いい意味でBizDevとPMの境界線が溶けているような状況なんです。そのため、BizDevの中にPMと名乗ってもおかしくない人もいます。PM経験こそがものをいうわけではなく、キャッチアップと適正によって、いかようにもなるな、と考えています。

考える力がある・数字に強い・素直に吸収できる、などのスキルがある方なら、未経験でもぜひチャレンジしていただきたいです。

PMチーム。10XのPMは現在3名です

PMに大事なのは「多くの機会」「多くのお客様像」


ーPMとしてのキャリア形成をする上で、10Xをおすすめするポイントはあるのでしょうか

:なにより多くの機会があることです!一般的にtoC・toB・SaaS・受託など、会社ごとやサービスごとにカテゴリがありますが、Stailerはこれらのありとあらゆる要素が混じっているプロダクトです。そのため10Xの1社で様々な機会があり、タイプの違う経験値が積める点はユニークだと思います。パートナーからの要望もあれば、プラットフォームとしての機能も開発する、GrowthとしてKPI改善に取り組む、エンタープライズ的な要素も……本当に様々な機会があるプロダクトですね。これらの機会の中で、PMとしてさらに伸ばしていきたい要素があれば、それにあわせたアサインももちろん調整可能です。

太田垣:PMの成長に有益な点としては、いろんなパターンのお客様像を頭の中でスイッチできるかが、PMとして大事な素養だと思うんです。自分としても、toBのプロダクト開発だとまだまだ解像度が低い面もあり、現場に行って初めて解像度が高まり、引き出しが増えました。

プロダクトを作るにあたっては、ある程度の型みたいなものがあります。Whyからはじめて何をつくるかを決め、リリースできる状態まで作り込む。そうしたプロセスを回していくことに慣れる。最初の1手や2手として、想像しやすいサービスを作るのはとてもいいと思います。若手の方であれば若者など、身近なユーザー像のサービスからスタートするというイメージですね。その後、B向けなど、自身がダイレクトなユーザー像ではないプロダクトに携わることで、さらに活躍幅を広げていけると思います。

まとめると、①描きやすいターゲット・ユーザー像からスタート、②しっかり考えてプロダクトを作り出す能力を身につける、③数字をみて改善する、④さらにターゲット像を広げ、自分の想像できるユーザーのパターンを増やす。この4つのプロセスを経ることで、PMとして、大きく進化を遂げられると考えています。こじつけのようですが、今の10Xにはこれらの要素がすべてありますね。

オフィスでの太田垣さん


ーPMの方に向けたメッセージがあればお願いします!

:PMのキャリアの中では「伸びるプロダクトに携わっていること」が重要だと考えています。プロダクトの成長に伴い、求められることや、できることなど機会がどんどん変化していき、PMとしての総合力が伸びるからです。Stailerは小売パートナーからの引き合いも多く明らかなニーズがあり、さらに現在のマーケットのEC化率が低い状況からすると、今後さらに伸びることが確実なプロダクト。自身の開発したプロダクトを多くの人が使い、インフラになるという経験ができる、その伸びしろが十分にあるプロダクトです。ぜひ一緒にStailerを成長させていきましょう!

太田垣:日本におけるEC化率が伸びていく中で、ネットスーパーの文化も加速していけるといいですよね。たとえばイギリスや韓国に比べると、日本はまだまだネットスーパー普及率が低い状況です。同時に、ネットスーパーは一度使った人にとっては継続率も高く、生活に欠かせない非常に意義のあるサービスです。PMとして色々な視点で、様々な役割を体験できる会社はなかなかないと思います。

PMにとっての能力はプロダクトセンス・アナリティカルセンス・エグゼキューションセンスなどいくつかありますが、強いPMになるにはこれらを平均的に伸ばすことが必要です。特定の能力が優れていたとしても、致命的に弱いところがあるのは痛い。なので、まずは総合力が強いPMになってもらい、その後さらに強みを伸ばしていくことがキャリア上も良いと思います。PMとして尖った能力を作るためにも、様々なチームや機会を経験してもらえるようにしたいですね。

世の中に価値がある、強いプロダクトを作れる強いPMを10Xから増やしていくことが将来的なゴールです!

オフィスにてチームを超えて議論する様子

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