「異業種からの入社だからこそ、10Xで見出せる役割がある」初めてのスタートアップ転職、どうだった?座談会

2023/11/29

10Xでは、働く一人ひとりが能力を発揮することはもちろん、多様なバックグラウンドをもつメンバーが集まり、チームとしてより大きな価値を生み出すことを大切にしています。100名を超える企業規模となった今、スタートアップやIT業界が未経験だというメンバーの入社も増えてきました。

そこで、今回は大手メーカーや公的機関など、異なる組織規模や業種でのキャリアを経て10Xへ入社したメンバー4名で座談会を実施。

「初めてスタートアップへ転職する不安はなかった?」「10Xに入社して驚いたことは?」「10Xのカルチャーや制度のどんなところが好き?」などなど、ざっくばらんに聞いてみました。転職を検討しているけど、スタートアップは不安……と感じている方の参考になれば幸いです!

大山 茂敬(Oyama)

Growth Strategy

株式会社マンダムにてドラッグストア大手の営業経験後、マーケティングユニットに移りマス・デジタル統合型の広告業務に従事。その後、日本ロレアル株式会社に転職し、インフルエンサーやWOMメディアを活用したバイラルマーケティングを推進。2023年5月に10X入社。2女の子育てに奮闘中。

Non

Corporate Administration

医療系企業にて人事総務業務に従事した後に、2022年3月に10Xに入社。2児の母。好きなものは肉とラーメン。趣味は体を動かすこと。

前原 宏紀 (maechan)

@sport0505

Corporate Strategy&Finance部部長

日本銀行にて国内の金融機関考査や国際金融規制の立案に従事。2021年5月にUniversity of Pennsylvania Wharton校にて経営学修士(MBA)を取得後、2021年12月に10Xに参画。趣味はバスケットボールと温泉巡り。

野村 友彬 (tomo)

@tomkbd51

BizDev

割烹で板前として修行、その後カンボジアに渡り特定非営利活動法人ジャパンハートで給食事業の立ち上げに従事。カンボジアにある日系飲食企業のFOOLAB CO., LTDに参画し、COOとして会社作り、店舗オペレーション改善など幅広い業務に携わる。その後10Xに入社。趣味は料理と筋トレ

10Xに入社するまで、どんな仕事をしていたの?

——まずは皆さんの自己紹介と、10Xに入社するまでの経歴を教えてください。

Oyama:2023年5月に10Xへ入社し、現在はグロースストラテジー部にて、パートナー企業の新規顧客獲得のためのマーケティング業務をメインに担当しています。

新卒では化粧品会社のマンダムに入社し、営業とマーケティングを経験してきました。その後、同業他社へ転職して、マーケティングの中でもSNS広告に特化した組織でさまざまな施策を行っていました。

Non:私は2022年3月に入社して、主に10X全体の総務・労務領域を担当しています。10Xメンバーにとって働きやすい環境を整えることが私の仕事なので、今回の座談会はコーポレートの立場としても参考にさせてもらいたいなと思っています!

経歴としては10Xが3社目で、それまでの約15年間は、全体で7000名ほど在籍する医療系企業のグループ会社にて、労務の仕事に携わっていました。

maechan:10Xでは、10月に新設されたCorporate Strategy&Finance部で部長を務めています。事業部に伴走して戦略を立てたり、資金調達や予算アロケーションを行ったり、といったことが主な仕事です。

10Xには、2021年12月に入社しました。前職は日本銀行で、地域の経済調査から国際金融規制の立案まで幅広く経験してきました。アメリカへの留学とMBA取得を経て、帰国後、現在に至ります。

tomo:僕はBizDevとして、パートナー企業にStailerを導入した後のネットスーパー事業のグロースに伴走する役割を担っています。これまでの経歴はみんなと比べて少し異色かもしれませんが、最初は割烹料理店で板前をやっていたんです。

その後カンボジアへ渡り、医療NGOでの活動や飲食店のマネジメントをしていました。飲食や流通についての知見を活かしつつ、30代になる前に異業種にもチャレンジしてみたいと、2022年5月に10Xへ入社しました。

スタートアップへの転職で感じたそれぞれの不安。どのように解消していった?

——皆さんは、それぞれ異なる企業規模や業種からの入社ですよね。スタートアップへ転職するにあたって、不安だったことはありますか?また、その不安は解消できましたか?

tomo:自分の場合は日本で働くこと自体が久しぶりで、何もかもが未知の世界で(笑)。ただ、だからこそ全てのことを一から吸収したいと思ってジョインしました。なので、不安というよりは乗り越えるべき壁だと捉えていたかな。みんなはどうでしたか?

Oyama:正直にいうと、スタートアップということもあり、10X自体の経営状況や、財務面に対して「大丈夫なのかな?」と思ってはいました。その点は、選考中にCFOの山田さん(@syamada0)とのカジュアル面談を通じて現状や今後の展望をしっかり話してもらい、ある程度クリアにして入社できました。

また、事業の成長性についても不安がありました。化粧品業界にいたときは小売業の実績を日々チェックしていたのですが、店舗での売り上げに対して、ECでの売り上げシェアって驚くほど少なかったんです。そういった実態を知っていたからこそ「本当に小売領域のECは伸びるのだろうか?」と懸念していて。

正直この不安は、入社するまでに解消できませんでした。ですが反対に、私個人として切実な課題意識を持っていたからこそ、小売業のEC化に貢献できるところもあるはずだと感じたことが、入社する決め手になりました。

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maechan:僕は、もうめちゃくちゃ不安でしたね。大企業や公的機関での経験が長い人には共感してもらえると思うんですけど、自身の築いてきたキャリアに対して「自分は外の世界で通用するのか?」という悩みを抱えがちでした。前職では、組織の慣習としてジェネラリストを育成すべく2~3年ごとにジョブローテーションで全く異なる仕事を経験するので、1つの部署で尖った専門性を身につけるというのは少なかったです。そのうえ、1社で長く腰を据えて働くというキャリアビジョンを持つ人がほとんどなので、外の世界を知る機会はより一層減って行きました。

一方、スタートアップはジェネラリストよりもスペシャリストが能力を発揮する印象を持っていたので、10Xでも通用するかはとても不安に感じていました。

——入社してから、その不安は解消できたのでしょうか?

maechan:とにかく、愚直に10Xの中で自分の役割を見出していくしかなかったですね。個人noteにも書いたのですが、入社1年後くらいにようやく乗り越えられた感覚がありました。

前原さんの個人noteはこちらから!

Non:みんな入社前にいろいろな不安や決意があったんですね。実は、私は10Xがスタートアップだという認識をあまり持たずに入社したんです…。先入観もあまりないままに入社したので、不安を感じる前に、いざ入社をして「激動の渦中に来てしまった!」という感じでした。こういうタイプの人もいます、ということで(笑)。

10X入社後に感じた「ぶっちゃけ大変だったこと」と「驚いたこと」

——実際に、10X入社後に「ぶっちゃけ、ここが大変だった!」と感じたことがあれば教えてください。

Oyama:やっぱり入社当初はキャッチアップが大変でした。NotionやSlackをはじめ、10Xの社内で使われているツールも初めて触れるものばかり。前職では会社独自のシステムを構築していてマーケティング関連のデータをすぐに抽出できる仕様になっていましたが、10Xでは、どうすれば数字を出せるのか、ということから考えないといけません。

Non:私も、9割方のツールが初めて使用するものでした。これまでは社内の業務向けにカスタマイズされた基幹システムを利用することがほとんどで、そもそもSaaSを使用した経験がなかったんです。それがいきなりGoogle WorkspaceとSlackとNotionに変わって、慣れるのに苦労しました。今も大変です……。

10XではNotionやSlack、GoogleWorkplaceといったツールを活用しています


maechan:いまだに紙の書類やFAXを当たり前に使用している公的機関出身の人間からすると、もうここは異世界ですね(笑)。

Non:それから、入社して早々に感じたのが、皆さんの話している言葉がわからないということ(笑)。「イシュー」とか「壁打ち」とか「非同期」とか、最初どういう意味なのか全く理解できなくて。ネットで検索して調べながらなんとか追い付こうとしてました。

——なるほど。たしかに10Xではハイコンテキストなやり取りが多いかもしれないですね。反対に、入社して驚いたこと、ギャップに感じたことはありましたか?

tomo:シンプルに、社内のメンバーがみんな優秀で、かつ自分たちの事業に真剣に向き合っていることに一番驚きました。

Oyama:わかります。「どうしてこんなにすごい人たちがスタートアップの同じ会社に集まっているんだろう」って、もう意味がわからないなって(笑)。

maechan:僕は「自分が通用するのか」という不安が強かった分、逆に社内で貢献できることが意外とあるなと気づきました。前職では“当たり前”のこととして培っていた、関係者への根回しや報連相のタイミングなど、関係者をうまく巻き込みながら物事を前に進めることが、スタートアップの環境では褒められることも多かったんです。たしかにそうした仕事の進め方をしている人は少なく、他の人が持っていない経験は、ここでは価値になるんだと発見できた経験でした。

Oyama:たしかに、「こんなことで感謝してもらえるんだ!」と驚く場面は多かったかもしれません。10Xにはめちゃくちゃ優秀かつすごい人ばかりが集まっていますが、その隙間には余白がある感じがありました。自分の両隣では優秀な方が闊歩しているのに、自分の目の前には一本道が通っていて、自分がやれることが明確に準備されているような感覚がありました。

自分では大したことではないと捉えていた、ちょっとした働きかけや調整をするたびに感謝されることが多く、常日頃そう感じますね。

Non:わかります!「ここなら自分が価値を提供できるぞ!」という隙間は意外と見つかるものですよね。

tomo:さっき前原さんが言っていたように、自分から積極的に社内での役割を見出していくことで得られる機会も多くあると思います。

僕は人よりうまく魚をさばけるけど、当然ながら10Xではその強みを発揮する場面がありません(笑)。だけど、目の前にあるイシューに向き合って「自分ができることは何か?」を考え行動し続けると、尖った専門性がなくても貢献できる場面が増えていくんじゃないかなと。

10Xでのワークスタイルや働き方について

——皆さんが、10Xの制度で有用だと感じているものはありますか?働き方で「これは良いな」と思うポイントがあれば教えてください。

oyama:10Xの制度はどれも有用だと感じています。とくに「リモートワーク可・居住地自由(※日本国内に限られています)」など、フレキシブルな働き方を実現できるのがありがたいですね。実は、入社前に10Xが働き方に関するさまざまな発信をしているのを目にして「どこに住んでいても仕事ができるって本当…?」といまいち信じきれなくて(笑)。そもそも、スタートアップではワークライフバランスを取りにくい、という固定観念を持っていたんですよね。でも実際、個人のプライベートを本当に尊重してもらえているなと感じます。

10X Workstyleについてはこちらからご覧ください!

maechan:フルリモートが可能な会社って、実はまだまだ国内でそれほど多くはないですしね。住まいの選択肢が増えると、自分の生活がより豊かになる感覚があります。

Non:フルリモートだと、子どもがいてもお迎えの時間に中抜けしたり、うまく時間をやりくりしながら働けるのがうれしいですね。10Xには、私も含めて育児中のメンバーもフルタイムで働くメンバーがほとんどです。前職では、育児中の女性は基本的に時短勤務をしていて、今もオフィスへの出社が必須だったら、フルタイムで働くことは難しかっただろうなと思います。

oyama:10Xの福利厚生や制度の数は決して多いわけではないけれど、「働くうえで本当に必要なサポートは何か」がきちんと考えられて制度が作られていますよね。

tomo:たしかに、今ある制度で形骸化しているものがない気がします。あとは、会社のフェーズに合わせて最適なアップデートがされている印象もあります!

たとえば、以前は他部署のメンバーとも交流が持てる「シャッフルランチ制度」がありましたが、社内のメンバーが増えた今は、興味のあるテーマごとに任意で集まる「テーマランチ制度」に形を変えて、よりいろいろな人と接点を持ちやすくなったんです。

テーマランチ中の1枚。スポーツ・子育て・1人暮らし・地方…など、様々なテーマで行っています


それぞれがいま感じる、スタートアップで働く楽しさ

——最後に、スタートアップへの転職に不安を感じている方や10Xに興味を持っている方に対してメッセージをお願いします!

Non:10Xに入社してから、良い意味でとにかく毎日が目まぐるしくて、あっという間です。その中で自分自身の成長を感じる場面も多くて、仕事でもプライベートでも「何が本質的な課題なのか?」を考える姿勢が身についたなと感じます。大げさじゃなく、10Xに入社して人生が変わりました。

私は前職の在籍期間が長く、社会人としてもベテランの域に入りつつあります。そんな私でも、こんなに新鮮に毎日を過ごせるなんて本当にラッキーだなって思うんですよね。変化を楽しめる人には、きっと10Xは絶好の環境なはずです。

maechan:僕もNonさんと同じく、入社してからの2年で「異常」なくらい成長できたなと感じています。入社直後に自分が書いたドキュメントを見返すと、「よくこの完成度で矢本さんに提出できたな…」とビビるくらいです(笑)。

これは10Xに限らずにあらゆるスタートアップに言えるかもしれませんが、やっぱり急成長している組織や事業に身を置くことで得られる機会の数は計り知れないと思います。今まで安定した組織にいたからこそ、そう強く感じますね。しかも、事業の成長に自分自身が直接寄与できるのはスタートアップならでは。能動的にキャリアを築く楽しさを肌で感じられる点は、自信を持っておすすめできます。

tomo:僕やみんなと同じく、最初は「スタートアップで自分が本当に貢献できるのか」と不安を感じる人もいると思います。だけど今回の座談会で話題に上がったように、自分が発揮できる価値は絶対にあるはず。少しでもピンと来たら、カジュアル面談などからでも接点を持っていただいて、10Xに対する解像度を高めてもらえたらうれしいです。

oyama:私が学生時代に就職活動をしていたのは2010年代ですが、当時と今とでスタートアップの働き方はかなり変わってきていると思います。現在は、ワークライフバランスを取れるスタートアップが多いですし、報酬や社内制度の面でも大企業に劣らない会社が多いと思います。もし以前の私のように先入観を持っている人がいたら「イメージと違って、魅力的でおもしろい環境だよ」とお伝えしたいですね。

そして実際に10Xで働いてみると、挑戦したいことが次々と出てきます。今の10Xには課題の分析や解決策の検証を精度高くできる人が多く在籍しているのですが、一方で「分からないけどまずやってみよう」とフットワーク軽く実行に移すことって少ないよな、と感じる場面もあって。そんなときに、じゃあまず自分がその役割を担って物事を前進させてみよう!とアクションを起こして、自分の存在意義を見出していたりします。そんな自分主導なアクションに対してもポジティブな反応を示してくれることが多く、困ったときにはいつもすぐサポートしていただいています。10Xには、自分の考えたこと、やろうと思ったことを賞賛いただきながら実現できる環境があると思っているので、少しでも興味をもっていただけたらぜひ気軽に話を聞かせてください。

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