レゴ、クッキーづくり、未来年表… 10Xのチームオフサイト事例、集めてみた
こんにちは!10X編集部です。
10Xでは現在、オフィス出社・リモート勤務を自由に選べる「10X Workstyle」を導入しています。普段はリモート勤務中心のメンバーが多いからこそ、対面でのコミュニケーション機会も大切にしており、3ヶ月に1度、全社オフサイトを行っているほか、部署やプロジェクトごとにオフサイトの場を活用しています。
メンバーが一同に会する機会を活かし、期の振り返りや全体方針の伝達だけでなく、より深い方針理解やバリュー理解、メンバー同士の関係性構築など、それぞれの目的に合わせて趣向を凝らしたワークが行われています。
今日はそんなオフサイト内のワークについて、一部を紹介したいと思います。
オフサイトやチームビルディング企画を検討される皆様の参考になれば幸いです!
仕事の中で大事にしている「価値観共有ワークショップ」
デザイナーやPdMが所属するプロダクト本部のオフサイトで実施されたのは「価値観共有ワークショップ」と「未来の年表」。
「価値観共有ワークショップ」では、「お客様アプリ」「スタッフアプリ」などStailerのアプリケーションごとにチームに分かれ、普段メンバーそれぞれが考えている「大事にしていること」と「大事にしたいができていないこと」を共有しあいました。
チーム内で共有・整理したのち、全体へも発表。他のチームメンバーからの視点も入れることで、「これも大事だね!」という気づきや発見が生まれたそうです。
当日の内容は最終的に各チームで「格言」風にとりまとめ。今後、これを部の共通指針策定に活かしていければと考えているそうです。
集まったワードをグルーピングしながら整理していきます
制限を外して未来を考える「未来の年表」
もうひとつのコンテンツ、「未来の年表」。こちらはStailerや10Xに今後起こりうる・起こしたい出来事について、個々人で書き出した付箋を使い、みんなで年表を作成するというものです。
実現可能性の制限を一度外して自由に考えてもらうことで、新鮮なアイディアが多数出てきたそう。真面目さとゆるさを共存させられて、懇親にも良い効果があったそうです。
叶えたい未来がたくさん!
ワーク担当者の声/デザイン部・八木さん @yajiji
組織の人数が増え、通常業務では接することがないメンバー同士も多くいる中で、改めてプロダクトと向き合う際の目線合わせをしていきたい、という狙いがありました。
同じようにチームの人数が増えた時や、普段バラバラで業務を行っているチームにおすすめできると思います。
共同作業を通して相互理解を深める「クッキーづくり」
4月に行われたファイナンス&コーポレート本部のオフサイトでは、「みんなでクッキーづくり!」というコンテンツが。
型抜き、デコレーションなど、わいわい言いながらクッキーを完成させていきます。
大人になってから一緒にお菓子をつくること、なかなかないかも?
打刻は大事
ワーク担当者の声/コーポレートオペレーションズ部・津田さん
ファイナンス&コーポレート本部の現メンバーの多くは、2022年の春頃までに入社しています。相互理解のワークなどもこれまで様々実施し、一定お互いのことを知っている状態でした。今回は共同作業を通じて新たな発見があるといいなと思い、比較的準備も簡単なクッキーづくり、というコンテンツを選びました。あえて役割分担などもせずに始めると、指示を出す人、黙々と作業する人、クリエイティビティあふれる人、など個性が見えてけっこう盛り上がりました!
共同作業系のワークは同じように一定成熟したチームにもおすすめですが、段取りを少し組めば新しいチームでも相互理解に役立つと思います。クッキー作りは準備も予算も抑えめにできて良いですよ〜!
バリューについて、お互いの認識を知る「ito×Valuesワークショップ」
グロース本部のオフサイトで行われたのは、「ito」というカードゲームを使ったワークショップ。
まず参加者に、1から100までいずれかの数字が書かれたカードが1枚ずつ配られます。続いて「動物の大きさ」などトークテーマが設定され、参加者はそのテーマに沿った言葉で、自分の手札の数字を表現します。(たとえば「(手札が70なので)カバくらい?」など)
そこから得られた情報を基に、数字が小さい順にカードを出していく、というゲームです。
※「ito」の詳細はこちら https://arclightgames.jp/product/ito/
今回はこのトークテーマを「10X Values」に設定。「0=Valuesが発揮できていない行動・言動、100=非常に発揮できている行動・言動」として、自身の手札の数字について例を挙げてもらいました。(「(手札が3なので)隣のチームが大変そうだけど見て見ぬふりをする」など)
立場の違うメンバーから出た例に、「そんな見方もあるのか」と、それぞれ発見があったようです!
まずはベーシックなテーマで練習、その後にValuesでトライしたそう
ワーク担当者の声/データサイエンス&エンジニアリング部・谷口さん @Kazk1018
「Valuesに沿った行動かどうか」はあまり認識の差が無さそうですが、「発揮度の高低」については人によって感覚が違うかも、という気づきから企画しました。
相対的なものの尺度を揃えたい時におすすめできるワークかなと思います。
ちなみにバリューをテーマとしてやる場合には、「0=発揮できていない」ではなく「0=少し発揮できている」とした方がより認識合わせに役立ちそうです!
ありたい姿の認識を揃える「レゴ」
BizDevメンバーが集まるオフサイトで行われたのは「レゴ」を使ったワークショップ。
お題に対する自身の答えを、レゴを使って表現するというものです。
※レゴを使ったワークショップの詳細はこちら http://www.seriousplay.jp/seriousplay/
まずは「10Xが目指すBizDevとは」をテーマに個人ワーク。各々レゴで目指すBizDev像を表現したのち、チームメンバーへその内容をシェアします。
それぞれの発表から出てきたキーワードをポストイットに書き出し。キーワードをグルーピングしながら、目指すBizDev像を言語化していきました。
目指すBizDev像を整理した後は、「1年後のBizDevとしての自分」というテーマで、今度は自分の未来像をレゴで作成。チームとして目指す先と自身の目指す姿を言語化していきました。
レゴの使い方に、個性が出ますね
ワーク担当者の声/HRBP部・小酒井さん @m_kozakai
レゴは組織の風土や文化など、抽象度が高いものをチームで言語化し共有するときに適したワークで、過去にミドルマネジメント合宿でも活用しました。
BizDev組織も大きくなる中で、皆が目指す姿の認識合わせが必要だという話になり、今回のワークを実施しました。
「手を動かす」「説明する」という行動で右脳と左脳を行き来する中で出てくるものがあると感じていて、粘土などでも同じようなことはできると思います!
ちなみに、同じく手を動かすワークとして、ファイナンス&コーポレート本部オフサイトでは折り紙を使って「自身が半期でやりとげたこと」を表現する、というワークも行われていました!
折り紙ならではの自由度高い造形…!
テーマを持ち寄り議論する「OST」
エンジニアリング本部のオフサイトでは、「OST」という枠組みを用いたワークが行われました。
OSTとは、オープン・スペース・テクノロジーの略で、参加者が持ち寄った複数の「議論したいテーマ」を、チームに分かれて議論する、というワークです。
※OSTの詳細はこちら https://www.humanvalue.co.jp/keywords/ost/
7月の実施時は「品質」と「セキュリティ」という大テーマを最初に掲げ、その中でテーマを持ち寄る形式で実施しました。
議論した内容はチームで模造紙にまとめ、最後に全体にシェアします。
白熱した議論が繰り広げられました!
ワーク担当者の声/エンジニアリング本部・kosakoさん @aki85135
4月のオフサイトでも実施しており、毎回非常に良い盛り上がり方をすると感じています。
皆が何を課題と感じていて、それを他のメンバーはどう捉えているのかを知る良い機会になっています。
日々業務に追われている中で、「ちょっと気になること」を話す時間がなかなか取れなかったりもするので、3ヶ月に1度くらい、こうしてしっかり話す場があるのは良いなと。誰でもテーマを挙げられるのもポイントで、メンバーが主張する機会にもなります。
課題感がはっきりしているチームよりは、課題を模索している段階や認識が揃っていなさそうな時におすすめできるワークかなと思います。
今回は5つのオフサイトから、7つのワークをご紹介しました。(紹介しきれませんでしたが、他にも様々なワークが行われています!記事の反響次第で第二弾があるかも、ないかも…?)
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